3年間、ありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。
◆さの るり
伊佐に来て3年。あっという間だったけれど、伊佐以前の生活はどうしていたっけ?と思うくらいにここでの生活が体に馴染んでいます。
私は大学卒業後、ひとり知らない県に思いつきで移住するくらい突拍子のない人間です。それでもって社会経験もない23歳の若造を、「伊佐で焼き物がしてみたい」という意気込みで採用してくださった当時の協力隊担当の方々には頭が上がりません。
そして、そんな自分には真面目でしっかりしたお役所や公務員は自分から一番離れた職種だと思っていました。しかし伊佐市役所のみなさまと関わる中で、堅実さをベースとした柔軟さ。今ある枠の中でどれだけ楽しくできるか。などの視点を学びました。
枠そのものを変化させていくことも、今ある枠の中でどれだけ楽しめるかも自分次第です。
これからも伊佐のみなさまにはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、引き続き伊佐で生活していきますので、よろしくお願いします。
(佐野 るり)
◆たばた あつひろ
伊佐市に来てから丸3年が過ぎ、4月末に市役所を退職、卒隊を迎えました。来た当初は移住定住対応・空き家対策の担当でしたが、今は独立に向け主に皮革特産品開発、もとい革靴の技術を役立てられないか奮闘中です。最後にそんな私から見た「道具」としての革の魅力を書き残していきます。
私自身の関わる革産物は総じて「道具」としての色が強い物です。というのも、私にとって革や靴は、「丁寧に扱う物」ではなく、「気安い日々の相棒」であるべきだと思うからです。芸術品と違い、道具には明確に役割と手馴染みがあります。例えば自動車。良い車が一番輝くのは、やはり走っている時です。その役割と性能を十全に発揮する瞬間に、道具の輝きは現れます。私の関わる靴や鞄、小物もそうです。使ってくれる人がいて、体に馴染んだ物がある。見た目や価格を超えたその価値に、強く魅力を感じるわけです。
独立後は細々と、柳野の工房兼住居にて靴や鞄等の修理や販売ができればと思っています。みなさま、もしご縁がありましたら、お声がけいただければ幸いです。
(田畑 敦大)
西上:6月8〜23日、羽月の事務所で写真展を行います。詳細は来月号にて!
石田:卒隊まで残り1か月となりました。今後も伊佐を拠点にフリーランスデザイナーとして幅広く活動していく予定です。
田中(久):この4月から担当業務が移住定住、空き家担当になりました。
引き続きよろしくお願いします!
田中(亜):そろそろ草木染め用の藍の種を蒔きます。
坂元:先日、早米の種まきに参加しました!何軒かの家が集まって協働する種まきや田植えなど、稲作を通じた習慣は地域にとってとても大切なものだなと感じました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>