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農政情報「農のいろは」

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鹿児島県伊佐市

◆伊佐の地産地消を学ぶ
伊佐地区生活研究グループが作成した伝承料理・調理技術集「伊佐・味の四季」から、端午の節句に食べたとされる行事食「あくまき」のレシピを紹介します。
「端午の節句」は、月のはじめの午(うま)の月のことで、5月5日をいい、こどもの日で端午(男子)の節句でもあります。
庭には空高くおよぐこいのぼりのように立身出世を願い、のぼりを立て、家の中には武者人形やかぶとなどを飾り、あくまきや柏もちを供えて、健やかな成長を祝いました。
5月はなぜか悪い月だと言われ、軒先にショウブやヨモギをさして魔除けにしたり、災いを避けるため「菖蒲(しょうぶ)」湯に入りチマキを食べたそうです。
世の中がいかに合理化、簡素化されても、行事食はむかし風で地方色豊かなものが残っています。

問い合わせ:農政課担い手支援係
【電話】内線2243

◆あく巻き
◇材料(6人分)
・灰汁…3,600cc
・もち米…約1.4kg
・孟宗竹の皮…10枚

◇作り方
1 竹の皮を3日前に水にひたし、前日にぬるま湯で洗う。
2 木灰で灰汁を作る。(市販の灰汁もある)
3 前日にもち米を洗って水を切り、灰汁に浸す。
4 3のもち米を灰汁からあげ水を切る。竹の皮に包んで4か所くらい結び、4~5時間水をたしながら煮る。

○灰汁のとり方
※なめてピリッとするくらいの濃さ
あく巻の色は好みによるが、灰と水の分量による。
(1)ザルか古いバケツ(穴をあける)にふきん2枚を敷き、その中に灰(カシの木)を入れる。最初はお湯を入れる。あとは必要な分の水をつぎたす。
(2)濃度の高いものをとるため、灰汁を再度灰の中を通すとよい。

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