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福岡だより

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鹿児島県伊佐市

◆魅力的な特産品とは…
福岡の7月といえば「博多祇園山笠」。早朝に一番の見どころを迎えるお祭りなので、昨年は呑み会終わりにそのまま見に行きました。一瞬で駆け抜けた大迫力の山笠は、現実?夢?今年は睡眠をしっかり取り意識がはっきりした状態で観覧したいと思います。
5月25・26日(土・日)の2日間は「南の宝箱鹿児島マルシェ」と題し、博多駅内にあるお土産売り場(マイング広場)で郷土菓子、野菜とその加工品、鹿児島茶、そして奄美の特産品と県内各地の名物を販売しました。
私は、25日に郷土菓子と奄美の特産品の販売を担当。来場者の年代は幅広く、福岡では見かけない商品に懐かしさを感じ、思わず手に取る鹿児島県出身者や鹿児島県と直接繋がりがなくとも「いつか行ってみたいから」「この後友だちと会うからプレゼントで」などの理由で購入してくださる方もいらっしゃいました。
販売を終え驚いたのは、「けせん団子」と「奄美の塩」が想像以上に売れたことです。県外での知名度の高さが売上げと比例すると予測していたのですがまだまだ読みが甘かった。購入者に話をきくと、「〝けせん〟という聞きなじみのない言葉と見た目に興味が湧いた」「天然の塩で体によさそう」とのこと。
そこから感じたのは、昔ながらの特産品であっても現代の感覚によって選ばれたということです。「けせん団子=映え」と「奄美の塩=体に優しいオーガニック素材」というところでしょうか。今まで、昔ながらの特産品と流行は対局にあるものだと思っていましたが、時代の流れの中でその時々の流行にはまっていたから今でも人気であるということに気づきました。九州一の都市である福岡で流行を敏感に察知し、鹿児島のどこがそれに当てはまるのか考え、その魅力を伝えられる力をもっと身につけたいと思った一日でした。
(千鳥 恋)

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