■人々の努力が、遠く大陸よりツルを呼ぶ
茂ひとみ
地域おこし協力隊の茂です。
新たな年が始まり、卒業への歩みを実感しています。
今年も、遠く5千キロ離れた大陸から多くのツルが出水へ渡って来ました。いつから⁉どうして⁉ツルには本当に多くの不思議があります。
日本には「鶴」という字を使った地名や苗字が多くあり、ツルは遠い昔より日本各地で見られた鳥であることが分かります。絶滅危惧種として保護される現在ではもちろん、古くからツルは吉祥や長寿の象徴として亀と並び尊ばれた生き物です。出水でのツルたちの安息の地は、幕末の名藩主・島津斉彬の命により農業用地として建設され、昭和時代まで継続された干拓事業によって作られたものです。ツルたちが、自分を大切に育ててくれた場所を子供たちへ伝えるために命がけで毎年やってくるのかと思うと愛おしくてなりません。
写真は、出水市のツル、歴史、自然のつながりの物語を描くために作成した「絵はがき」です。出水駅観光特産品館「飛来里」で販売しています!ぜひご覧ください。
(※詳細は本紙をご参照ください。)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>