■リースバック取引は慎重な検討を
4年前、自己所有していたマンションを売却して、そのまま賃貸で住み続けることができるリースバックの契約を締結した。売却額は1千万円で、家賃の月額は9万5千円だった。当時の月収は夫と私の年金で25万円以上あったが、しばらく経って夫が亡くなり、年金収入が減って家賃の支払いも困難な状況になった。本日、オーナーと関係のある集金人が来て催促をされた。事情を話したが「これ以上、家賃の支払いが遅れるようであれば出て行ってもらう」と言われた。(70歳代)
◆ひとことアドバイス
・自宅を不動産業者に売却して代金を受け取り、同時に賃貸借契約を締結して、その後は家賃を払って住み続けるリースバック取引には、ずっと住み続けることができるという保証はありません。
・家賃が相場よりも高額に設定されてしまうことや、契約更新時に家賃が値上げされることもあります。また、経済的な事情の変化により家賃の支払いが困難になる場合もあります。
・少しでも疑問や不安を感じたら、消費生活センターなどにご相談ください。(消費者ホットライン188)
▽アプリで相談
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※Android端末のみ
問合せ:南さつま市消費生活センター
【電話】0993-76-1640
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