■Vol.10『冬でも要注意!食中毒について』
食中毒とは、細菌やウイルス、有毒な物質がついた食べ物を食べることにより、下痢・腹痛・発熱・吐き気などの症状を起こし、時には命にもかかわる病気です。細菌による食中毒は気温が高く細菌が育ちやすい6~9月ごろですが、ウイルスによる食中毒は冬に流行します。また、キノコやフグなどには有毒な物質を含んでいるものがあり、まちがえて食べることにより食中毒になることもありますので注意が必要です!
◆ノロウイルス
十分に加熱していないカキなどの二枚貝や、ウイルスに汚染された水などを口にすることが原因。症状は食後1~2日で吐き気、ひどい下痢、腹痛。感染した人の便や、吐物から感染することもあるので、触ったら石けんでよく手を洗う。
◆腸管出血性大腸菌
十分に加熱していない肉や自生野菜、井戸水などが原因。
症状は食後12~60時間で、激しい腹痛、下痢、血が多く混ざった下痢。
菌には、O157やO111などの種類があるが、十分に加熱すれば防ぐことができる。
◆カンピロバクター
十分に加熱されていない肉(特にとり肉)や、飲料水、生野菜などが原因。また、ペットから感染することもある。
症状は食後2~7日で、下痢、発熱、吐き気、腹痛、筋肉痛など。
乾燥に弱く、十分に加熱すれば菌は死滅する。
○救急隊員より一言
調理前の十分な手洗い、食品をしっかり加熱し食中毒を防ぎましょう。
問い合わせ先:消防本部警防課救急係
【電話】0993-53-5070(直通)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>