■「新しい学びと学校を創る」教育DX
教育DX(きょういくディーエックス:DXはデジタルトランスフォーメーションの略)とは、デジタルの様々な技術を教育の分野に用いて子どもたちの学習をより豊かにしたり、教員の働き方の改善につなげたりするなどの様々な変革のことを言います。
「南さつま教育DX通信」では、本市の各学校で進められている教育DXについて、様々な視点からその取組をお知らせします。今回は、授業支援アプリ「ロイロノート・スクール(以下ロイロノート)」について紹介いたします。
■双方向授業を支援するアプリ「ロイロノート」
「ロイロノート」は、株式会社LoiLoが提供するクラウド型授業支援アプリです。ロイロノートでは、画像や動画、ワークシートやノート、データファイル、思考ツールなど様々なデータをカードとして活用します。授業では、子どもたちがそれらのカードを作ったりつないだり、学級やグループのみんなと共有したりします。これにより、自分の考えをみんなに伝えられるとともに、友達の意見を参考にして新たな考えを再構築することができます。
「ロイロノート」は、教師と子ども、子どもと子どもがやり取りをしながら双方向で学ぶ授業を成立させるための大変有効なツールです。
思考ツール(シンキングツール)
※写真(本紙参照)はクラゲチャート
主張するための根拠を明確にします。説得力のある主張を行う際に活用します。
○学校での活用事例
・カードに自分の考えや意見を記入します。
・自分のカードと友達の考えをつなげ、考えを深めます。
・提出されたクラス全員分の意見を全体に共有します。
○ロイロノートで出来ること
・課題、教材、資料の配付
・回答、解答の回収
・回答の共有・一括提示
・思考ツールの活用
・プレゼンテーション
・学習履歴の蓄積 等
※他にも様々な活用方法があります。
文部科学省は、学習指導要領において、「情報活用能力」を学習の基盤となる資質・能力と位置付け、その育成を図るとともに必要なICT環境を整えることとしております。
南さつま市教育委員会では、今後もこの子どもたちの「情報活用能力」育成のために環境整備及び教職員の利活用へのサポートに取り組んでまいります。
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