南大隅町根占図書館創立140周年記念式典が11月19日に開催され、約150人が出席し、町の教育の礎を築いた図書館の歴史を振り返りました。
図書館は明治16年、磯長得三氏が、「地方にいても知識が得られるようにしたい」と賛同者を募り「私立根占書籍館(しりつねじめしょじゃくかん)」として設立。磯長氏はその後も、私財を投じて書籍館を財団法人化するなどして経営安定化に尽力され、大正12年に75歳で亡くなりました。
式典では、町長が「教育の町としての土壌を作ってくれた大切な遺産。今後も町の誇りとして守っていくことが重要な使命」とあいさつし、功労のあった個人・団体に感謝状を贈りました。また、読書感想文コンクールや図書館キャラクター表彰も行い、図書館キャラクターが「じゃっくくん」に決定しました。その後、読書活動発表、記念講演、記念コンサートが披露されました。
午後からは図書館まつりが開催され、多くの来館者でにぎわいました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>