~辺塚東自治会 第4回(9月10日)第5回(10月8日)開催ワークショップ~
高齢化が進む南大隅町で、一日でも長く安心して地域で暮らすには?そんな切実な問いかけから始まったのが「縁(えにし)ひろがれプロジェクト」です。県外の先進地域に視察に伺い、各自治会での今後の活動をイメージしました。
辺塚東の皆さんが訪れたのは、宮崎県都城市の「ばあばの知恵袋さくら」です。地域の女性4人が「更年期障害を楽しく乗り越えたい」という思いから立ち上げた任意団体で、郷土料理体験・地域サロン・子ども食堂など、約18年間さまざまな活動を展開してきました。
「まずは自分たちが無理せず、楽しめることを大前提にしています。地域サロンでは料理を作るのもいいですが、お店から買ってきたコロッケや肉まんをみんなで食べるのも立派な活動です。それぞれが得意なことを、できる範囲でやっていけばいいんです。」と、代表の末永陽子さんは笑顔で話します。辺塚東の方々も、「漬物なら得意!」「ふくれ菓子なら作ってみたい!」と、楽しそうに今後の活動をイメージしている様子でした。
栗之脇自治会の皆さんが訪れたのは、大分県豊後大野市の「清川町支え合いのまちづくり仕掛人の会」。住民主体の記名式全戸アンケートから「居場所づくり」の重要性を見出し、地域サロンをはじめとしたソフト面からの地域づくりに取り組んでいます。
「我々自身が生の声を聞くため、回答結果を自分ごととして捉え直すことができました。地域の課題を見つけるには、まずは行政だけでなく住民自らで課題を見つける姿勢が大事だと思います。」代表を務める渡邊久洋さんは、真剣な表情で語ります。栗之脇の皆さんも、まずは現状を知るためにアンケートから行い、清川と栗之脇の結果を比較してみようと意気込んでいました。
視察研修は、地域課題に取り組んできた先輩の事例から、これからの自分たちの取り組みをイメージする貴重な機会です。次回以降は、今回受けたインスピレーションを、南大隅の各自治会でどのように反映させるかを検討していきます。
(レポート:大杉祐輔)
問い合わせ先:役場介護福祉課
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