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自治体の皆さまへ

令和5年度 施政方針(2)

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鹿児島県南大隅町

▽安心安全なまちづくり
災害から、町民の生命、身体及び財産、地域社会を守るため、BandG財団との防災拠点施設整備事業により、災害発生時、迅速かつ効果的な緊急対応に必要な重機・運搬車・救助艇等の機材配備が完了します。災害発生時の緊急対応や避難所運営など、防災活動に努めていきます。
新たに現行のハザードマップに加え、パソコン、スマートフォン、タブレットなどで避難所や災害発生状況等の情報をタイムリーに確認できるWEB版ハザードマップの整備を行います。併せて消防団員が迅速な消火活動を行えるよう、消火栓・防火水槽等の位置情報が確認できる機能を付帯し、町民の生命・身体及び財産をいち早く守れる体制整備に努めていきます。
また消防団員の処遇改善に努め、地域を守っていただく消防団員の確保に引き続き取り組みます。

▽行政経営
自治会と行政のパートナーシップを構築し、地域活性化を推進します。少子高齢化、過疎化による地域コミュニティ機能低下の防止を最優先課題とし、自治会個々の状況に応じた支援策となるよう「スマイル支え合い活動事業補助金」のさらなる活用が図られることと、地域実情に応じた見直しに取り組みます。

▽福祉施策の充実
地域福祉計画では、「見守りと助け合い笑顔あふれるまちづくり」を基本理念に定めています。「自助・互助・共助・公助」の視点から社会福祉協議会や地域住民をはじめ関係機関と連携を密にし、住民が安心できる地域福祉の推進に取り組みます。自治会や地区社協の組織、社会福祉協議会の支援の輪を構築していきます。
子育て支援では、4月から0歳から2歳児に保育料の無償化を拡充することで、全年齢無償化となり、保護者の負担軽減、就業機会の創出に一層努め、「子育て支援日本一のまちづくり」を目指していきます。
介護事業では、利用者が安心して住み慣れた地域で、自分らしい生活を送ることができるよう、介護サービスの向上に努めるとともに、引き続き商品券付きポイント事業を活用し「ころばん体操」や「地域サロン活動」などの普及啓発に、住まい、医療、介護、予防などを一体的に地域全体で支える「地域包括ケアシステム」の構築に努めていきます。

▽保健・医療・健康増進
すべての町民が住み慣れた地域で安心して生き生きと暮らせるよう、保健・医療サービスを充実させるとともに、引き続き町民の健康づくりに向けて地域ぐるみの活動を推進します。
健康づくりでは、令和5年度から始まる「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」に向け、若い年代からの生活習慣の見直しや発症予防及び重症化予防対策について、各分野との横断的な取組を行っていきます。
子育て応援では、妊娠期から出産・子育てまで一貫して相談に応じ、必要な支援につなぐ「伴走型相談支援」を実施し、よりきめ細やかな対応を行い、育児不安の解消、発育発達の支援に努めていきます。妊娠届出時と出生届出以降の面談実施後に各5万円を給付する、経済的支援にも取り組みます。
肝属郡医師会立病院の再整備には、住民の皆様からいただきましたご意見等を可能な限り反映させ、子どもから高齢者までが安心して医療を受けることができる体制の構築に努めたいと考えています。

▽教育行政の推進
教育環境や教育体制の充実を図り、「生きる力」を育む教育に努めます。佐多地区では、令和7年4月に小中一貫校設立を目指し、令和5年度からソフト面ハード面両方の整備を保護者、地域の皆様のご意見を伺いながら進めていきます。
宮迫武蔵・オノリ教育基金を活用して、小・中学校入学支援金、修学旅行助成金及びネッピー・みさきちゃん奨学金償還助成を、子育て世代支援と地場産物購入助成とあわせて、給食費完全無償化を行います。

▽終わりに
「町民に喜んでいただける町づくり」のため誠心誠意努力していきます。町民目線を優先し創意工夫をしながら即実行できるご要望、長期的視点で取り組む事業など、町民の皆様のご意見等をお聴きしながら、丁寧な町政推進に努めていきます。
町民の皆様に理解され、信頼される町政を目指します。

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