「縁(えにし)ひろがれ」プロジェクトは、高齢化の進む南大隅町において、一人一人が我が家で一日でも長く安心して過ごせるよう、介護福祉課と生活支援コーディネーター大竹野祐介氏が地元自治会と連携して開始された取組です。栗之脇自治会・辺塚東自治会をモデル地区として毎月ワークショップを行い、持続可能な「支え合い・助け合い」の形を探ります。
「自分が動けなくなったら、実家やお墓は誰に任せよう。田んぼや畑はどうやって引き継ごう…。一人の不安はみんなの不安、何より南大隅町全体の不安なんです」介護福祉課の松山係長は、真剣な表情で話します。
栗之脇自治会長の田淵悦二さんは、6月に行われた第1回の話し合いでこう語りました。「コロナ禍が続いてみんなで話し合う機会がありませんでしたが、この2〜3年で病気で倒れたり、亡くなってしまった地域の功労者もいらっしゃいました。このプロジェクトを通して、生活上の懸念について、自治会全体でじっくりと話し合う機会ができればと思います」
本プロジェクトの進捗状況について、毎月レポートをお届けします。町内全体でこうした課題を考えるきっかけとなれば幸いです。
(レポート:大杉祐輔)
問い合わせ先:役場介護福祉課
【電話】24-3126
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