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〔南大隅町地域おこし協力隊活動報告〕さいなんたん協力隊だよりVOL.80(令和6年1月)

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鹿児島県南大隅町

■『パインアップル億万長者計画と味噌ラーメン』地域おこし協力隊 秋山大樹
地域おこし協力隊として広報の記事も2か月に1回お声がかかります。話のネタもだんだん底をつき始め知恵を絞りながらさあ記事を書こうと思いつつ、10分後には缶チューハイを迷うことなく開けYOUTUBEを見始めて、2時間後には何事もなかったかのように就寝する、そういったことを5回繰り返しなんとか今回の記事を書き上げることができました。改めましてみなさんこんにちは、地域おこし協力隊の「大ちゃん」です。
花芽誘導処理を行ったパインアップルが予定より遅れてようやく花芽をつけ始めました。元々は小さな脇芽が成長し、また新たな実を結実することを目の当たりにして、農業初心者の私としてはとても感慨深いものがありました。
しかしながら感動もそこそこに、私は早速皮算用をし始めました。元手のかかっていないコレ(花芽のついた小鉢)を、パインアップルが珍しい関東圏で販売したら結構儲かるのではないかと思ったのです。私はお店に行った時に「これはどれくらい儲けがあるのだろうか?」と考えるようにしています。これはなかなか面白いことで、固定費や変動費でわからないことがあったら自分で調べたりすることで知的好奇心を大いに満たすこともできます。話がそれましたがこの私の「パインアップル億万長者計画」の夢に立ちはだかったのが何より「輸送費」の問題でした。しかしここで諦めるわけにはいきません、いかに輸送費をお客様にご負担いただきパインアップルを販売するか…、Amazonや個人販売者などを参考にそれらを考える時間もまた面白いものです。
10月と11月は少し用事があったため上京してきました。数年前までは職場として長年通っていた新宿ですが、半年以上南大隅町で暮らしている私として改めて感じたのが「若者と海外旅行者がとにかく多い」ということです。改めて長年過ごしてきた東京を見てみると、街並みも綺麗に整備されておりショッピングや食事・遊ぶ場所には困らず、自分自身がそうであったように若い方たちがこぞって上京することもさもありなんだと感じました。一方でそれは地方にとっては若い人材を失うことも意味します。
各地方がそのような状況に直面する中、転入者を増やそうと宮崎県都城市の取り組みが話題になっています。11月末時点で、昨年は293名だった移住者がなんと4倍の1249名まで増えたそうです。この話題は「全国どこから移住しても500万円」という強烈なメッセージが表に立ちますが、私自身としては住居や就職など「定住への支援」という行政サービスをどのように確保するのかに関心が向きます。単純計算すると南大隅町で50名程度の移住者がやってきたことになりますが、移住者もただ何名と数字に表せるほど簡単には捉えられません。それは私自身も移住者として、なにより父親として希望や不安などを抱えながら日々を過ごしているからです。他県の話題ですが「どのように移住者の受け入れを成功させ何より持続的にそれを行うか?」その解決方法を私自身が考えることは自分たち家族が定住するための助けになるかもしれません。
ちなみに東京では「そこそこ美味しい味噌ラーメン」という看板のラーメン屋さんが宿泊していたホテルの近くにあり気になって入ったのですが、本当にそこそこ美味しかったです。妻と食べた後に意見交換をしたのですが、やはり「本当にそこそこ美味しかったね」という褒めているのかどうなのか分からない感想が出るのみでしたが、でもそういった遊び心のあるネーミングはいいですね。この話を東京の元同僚に話したら多分面白がって食べに行くでしょうし、何か商売のヒントになりそうです。

問い合わせ先:役場経済課
【電話】24-3128

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