縁ひろがれプロジェクトレポートVOL.8

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～辺塚東自治会(12月12日・1月9日)実施～
高齢化が進む南大隅町で、一日でも長く安心して地域で暮らすには?そんな切実な問いかけから始まったのが「縁(えにし)ひろがれプロジェクト」です。12〜1月の辺塚東自治会では、買い物支援の取り組みの選択肢として「生協コープかごしま」による配送サービスの利用を検討しました。
免許返納後も買い物に出かけたい、できればお店で直接商品を選びたい、年末年始やお盆だけでも自分で出かけたい…。現在は移動販売車をメインに利用している辺塚東自治会ですが、他の選択肢についても知ろうということで、12月にはコープかごしまの職員さんに来ていただき、お話を聞く機会を作りました。「週に一回、鹿屋の配送センターから注文された商品をお届けします。グループでの配送なら配送費はかかりませんし、一人いくら以上注文しなくてはいけないといった条件もありません。」営業担当の職員さんは笑顔で話します。
中でも関心が集まっていたのは、商品の豊富さについてです。「鹿屋に店舗もあるのですが、カタログの商品もお店で選ぶのと同じぐらいの商品量があります。食品だけでなく消耗品や洋服といった雑貨も取り揃えており、売り切れの心配なくお届けできるのが強みですね。特に冷凍食品はご好評いただいており、日用だけでなく災害時の備えにも安心ですね。」充実した説明に、辺塚の方々も心を掴まれたようでした。
しかし、新たなシステムの導入には懸念もあります。3人以上のグループをしっかり確保できるか、配送場所はどうするか…。1月の話し合いではそうした部分を検討しながら、まずはお試しで導入してみることを決定し、申請書類の記入を進めました。コロナ禍によって地域で集まる機会が激減していた辺塚東自治会ですが、配送による週一回の集まりによって新たな流れが生まれてきそうです。
配送サービスは、高齢化が進む地域での、身近で強力な選択肢の一つです。次回は、実際にグループ購入を導入してみての感想やポイントについてご紹介します。
(レポート：大杉祐輔)

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