■『次世代に繋げるために』地域おこし協力隊 秋山大樹
みなさんこんにちは!!大泊ハウスで熱帯果樹の栽培を学んでいる地域おこし協力隊の秋山大樹(通称だいちゃん、東京ではあっきーが多い)です。
全くの農業初心者であった私ですが、営農指導員の先生や役場の方々、そして町の皆様からの手助けもあり、農作物の生産というものが少しずつわかり始めてきました。今では農業に関わる仕事をするのが毎日大変楽しく感じており、東京でのサラリーマン生活では憂鬱だった朝の目覚めが、南大隅町では何というか毎日が希望に満ち溢れたものとなっております。
大泊ハウスでの仕事内容は、パッションフルーツ・パインアップル・アボカド栽培に加えて育苗などが主ですが、私は特にパッションフルーツに愛着を持っております。好きな物の上手なれといいますが、営農指導員の先生に教えを請いながら日々技術や知識の更新に努め、町内でパッションフルーツを生産されている先輩たちに少しでも早く追いつけるよう必死に勉強をしております、それどころか早くも町内収穫量No1農家を目論んでいるぐらいです。とは言うものの、前回は「パインアップル億万長者計画」という記事を書いたのですが再来月号あたりはしれっと「私を魅了する心の友アボカド」という文章を書いているかもしれません。根占からだと少し遠いのですが、大泊ハウスにみなさんが見学に来られた際は元ホテルマンの私が丁重にご案内をいたしますので、お気軽にお越しください。
もう少しお話をさせていただきたいのですが、今年に入り大きな出会いがありました、司馬遼太郎先生の「竜馬がゆく」と「鹿屋航空基地史料館」への訪問です。それぞれ幕末・昭和の激動の時代について改めて学ぶこととなりましたが、そのような時代に生き、先人たちが命をかけて切り拓いたものと、その恩恵を頂戴しているだけの現代の私を比べて忸怩たる思いでした。鹿屋航空基地史料館には、若い隊員たちが戦地に行く前日に家族に綴った手紙などを展示してありますが、その一つ一つを見るだけで当時の日本人の教育レベルの高さや心の気高さを伺い知る事ができます。順路を進み最後に特別攻撃隊員の方々の写真の前を通る際には涙を抑える事はできず、先人たちが残してくれたものを私自身も次世代に引き継げるように必死で努力しなければならないと強く心に留めました。このようなこともあり今年に入ってからの私を知る人は、私が少なからず何かしらの決意を持って行動している事を窺い知れたかもしれません。
私はこの南大隅町でかならず前に進んでみせます、人口減少や高齢化などで予見される問題も移住者という立場を活かしながら少しずつでも未来を見据えて切り拓いていけるよう行動をします。
最後になりますが改めまして、私は地域おこし協力隊の秋山大樹(あきやまだいじゅ)です。これから色々な方のお話を伺いたいので、ぜひお声がけください。
問い合わせ先:役場経済課
【電話】24-3128
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