〔南大隅町地域おこし協力隊活動報告〕さいなんたん協力隊だよりVOL.85(令和6年6月)

27／31

■『今を味わう』地域おこし協力隊　原田志穂子
「宮田のちいさなおまつり」は、天気にも恵まれ、素敵なイベントになりました。朝から準備・設営をしてくださった皆様、出展の皆様、そして来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
さて、会場の可愛いマカロン屋さんをご覧になりましたか?遊び心溢れる色とりどりのマカロンは、お菓子作りが大好きな中学生が販売していました。「誰かがいると集中できない」と全て一人で作ったそうです。企画、調理、販売‥「好き」を行動に変えて、様々な体験と学びを得る姿、かっこいい!あっという間に売り切れ、「食べたかったのに～!」という声も聞こえてきました。
また先日、ピーマン農家小濵洋一さんのハウスにて、職場体験の見学をさせていただきました。4人の中学生が、農業体験やパネル作成に取り組んでいました。このパネルは、小学校でピーマンの説明をする際にも使うそうで、「小学3年生に伝わる言葉」を意識して作成。「〇〇って何だっけ?」「どんな表現がいいかな?」という会話が飛び交い、理解した上で、簡単な言葉で伝えようと頑張っていました。さらに、お昼にはみんなでBBQ!ピーマンの丸焼きをいただきました。“体験し、調べて、食べて、自分の言葉で誰かに伝える。”実践的な学びです。素敵なパネルも完成しました。
体験から学ぶチャンスが多い南大隅町、いいなと思います。わたしも素敵な学びと体験を味わいながら、これからも心穏やかに頑張って参りたいと思います。

■『「へっかに帰ろう」第3回～ミニコンサート～』地域おこし協力隊　福元信一郎
昨年、NHKの番組の歌を制作し歌われている北海道の「なかにし　りく」さんを、辺塚を含めて佐多地域でガイドしました。いつもガイドする所に案内をしたのですが、辺塚のことをとても気に入ってもらい「来年歌いに来る」とおっしゃってくださいました。
今年に入り、「5月にいくよー」と連絡をもらい辺塚公民館に相談したところ、「へっかに帰ろう」でコンサートをやろう!となりました。去年辺塚に来た鹿児島大学生にも話したところ、「鹿児島大学クラシックギタークラブ」も来て演奏をしてもらうことになりました。
辺塚で初めてのギターと歌のコンサート、お客さんが来るのか不安でした。当日雨でしたが、観客27名・スタッフ合わせて「へっかに帰ろう」の参加者は44名という大盛況でした。老若男女が参加し、縁も所縁もない演者やスタッフが秘境と呼ばれるくらいの辺塚に集まり、音楽を通じ、楽しみ、ひとつになれたのは感無量でした。
「辺塚」と「音楽」、組み合わせは?と感じると思いますが、良い物と好きなことはどこでも通じると感じました。今年はまだまだイベントがあり、楽しみ!

問い合わせ先：役場企画観光課
【電話】24-3113