今年は本町出身の絵本作家「八島太郎」の没後30年にあたります。
シリーズで「八島太郎」を紹介します。
■シリーズ(2)八島太郎の作品
八島太郎の作品には、根占三部作と言われている『村の樹』『道草いっぱい』『からすたろう』があります。
『村の樹』1998年
やしまたろう 文・絵
発行:(株)創風社
『道草いっぱい』1998年
やしまたろう・みつ 文・絵
マコ岩松 訳
発行:(株)創風社
『からすたろう』1979年
やしまたろう 文・絵
発行:偕成社
「子どもの学びと成長」をテーマに『村の樹』では遊び、『道草いっぱい』では大人の仕事、『からすたろう』では良き師との出会いが描かれています。学校、家庭、地域がそれぞれに役割を担い、そして、その機能を発揮してこそ初めて、一人の子の学びと成長があることをこれらの絵本から伺い知ることができます。これらの絵本を開けば、百年前の根占の風が吹き、根占の光がさす、日向の匂いがするそんな懐かしさのある心の根っこにたどりつけます。さらに、自然と共に生きることの素晴らしさ、手作りの楽しさ、物が溢れていなくても幸福感に満たされることを感じさせてくれます。
八島太郎の作品は、どれも人間愛に満ちあふれています。時代に翻弄されながら激しくも優しく真実を求め続けた八島太郎。今回、「八島太郎」没後30年事業という機会に触れていただき、何かを感じ取ってその太郎の魂を次の世代の子どもたちに伝えていただけたらと思います。
■没後30年事業 イベント 7月28日(日曜日)
▽9:30~11:00
ワークショップ(定員60名)
絵本「道草いっぱい」の道すじをたどる
文学散歩 神山小学校からスタートします
▽11:10~12:00
八島太郎コレクション「世界の民芸品展」
会場:南大隅町歴史民俗資料室
▽13:30~14:45
講演会
演題:「子どもたちに伝えたい 八島太郎・絵本の中のふるさと」
講師:池水聖子氏
(一財)鹿児島県青年会館 理事
鹿児島大学非常勤講師
会場:南大隅町役場 3階大会議室
イベントへの参加には事前の申込みが必要です。詳細につきましては町ホームページ、ポスター、チラシ等をご覧いただき、電話又は二次元コードをスマートフォン等で読み取りお申し込みください。みなさんのご参加お待ちしております。
・「八島太郎」没後30年事業申込書(二次元コードは本紙をご覧ください)
問い合わせ・申込先:教育振興課
【電話】24-3164
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