今年は本町出身の絵本作家「八島太郎」の没後30年にあたります。
シリーズで「八島太郎」を紹介します。
■シリーズ(3) 記録映画「金色の村(Taro Yashima’s Golden Village)」
八島太郎は、戦後、アメリカの出版社から故国での体験に基づいた絵本を発表。「からすたろう」「あまがさ」「海浜物語」でコルデコット賞を受賞するなど、世界的に絶賛を受け、絵本作家としての地位を確立しました。1962年、23年ぶりに生誕地・ふるさと根占に帰り、小学校の卒業写真を頼りに同級生を訪ね歩きます。この時、「からすたろう」のモデルになった同級生には会えませんでしたが、その様子が記録映画「金色の村」として残されています。
■水彩画「お正月」(1971年作)を寄贈していただきました
このたび、鹿屋市在住の方から八島太郎の水彩画「お正月」(1971年作)を寄贈していただきました。「八島太郎」没後30年事業が南日本新聞に掲載されたのをご覧になり、今回の寄贈に至ったとのことでした。お父様と八島太郎は県立二中(現・甲南高校)時代の同窓生であり、大変親しくされていたそうです。また、同時に初期の英語版「からすたろう」と現在版とは全く装丁の異なっている「あまがさ」の絵本も寄贈していただきました。どちらも八島太郎のサイン入りです。本当にありがとうございました。南大隅町歴史民俗資料室(根占図書館2階)に展示しています。図書館ご利用の際はぜひご覧ください。
問い合わせ先:教育振興課
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