文字サイズ
自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ

1/20

鹿児島県南大隅町

明けましておめでとうございます。
已年の新年をご家族お揃いで健やかにお迎えのことと存じます。皆様には町政運営に深いご理解とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。本年も変わらず町民皆様にとって平穏安泰な一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

■賑わいが戻る一年を振り返って
昨年はコロナ禍からの脱却で町民同士の往来もほぼ平常になり、町民皆様方におかれましてもお忙しい一年を過ごされたことと存じます。また町主催の行事・イベントも順調に開催され多くの賑わいが戻りました。
特に夏祭りや花火大会、ドラゴンボート大会、肉の感謝祭(肉配布)、町民文化祭、ふるさと祭り、12月の佐多岬マラソンまで町内外から来訪者の多い一年となりました。
文化的イベントとしては、世界的絵本作家「八島太郎」没後30年事業が多くの皆様のご参加で開催され、郷土の大きな誇りとして発信できました。
また、地球温暖化の影響とされる異常気象によるお盆前の地震や近年の線状降水帯による大雨、台風10号の襲来による被害や停電で、町民皆様も不便な生活を強いられた事と思います。さらに昨今の社会事象の不具合から、昨年は特に物価高騰により生活も大きく影響を受けました。特に第一次産業への打撃は大きく、農業資材や肥料、畜産飼料、養殖餌料の高騰などは町民の皆様の生活にも大きく影響を与え、加えて労働環境の大きな改正により、働き方の見直しによる働き手不足は、特に建設産業やバス・運輸事業者、福祉職場においては深刻な状況の一年でありました。

■小さな自治体だからこその可能性
このような状況下ではございますが、子どもたちからご高齢の方々まで全ての町民が安心して暮らせる町として、成長手段を構築し発展を目指していかなければなりません。人口減少と高齢化の荒波に屈することなく、小さな自治体だからこそ可能性の高い機動力を活かし、安定した安心して暮らせる町民生活に繋げてまいります。後継者へ将来設計の見える化、夢のある稼げる産業支援、移住者も安心して暮らせる環境の充実に取り組んでまいります。

■「喜んでいただける町づくり」を目指して
令和7年も、三本柱、所得の向上に向けて稼げる第一次産業の振興、子育て支援完全無償化、自治会支援については思いやり予算を重点施策として取り組み、プラス喫緊の課題である介護福祉サービスの充実に、本町ならでは在り方を見極め、待ったなし、スピード感を持って取り組んでまいります。
まずは介護等従事職員の処遇改善とご高齢の方が安心して暮らせる福祉サービスの改善に取り組み、いつまでも安心して暮らせる地域環境づくりに取り組んでまいります。健康長寿命社会への意識が高い町民性も大きいことから人生100年時代が近々やってまいります。引き続き町民皆様のご意見を賜りながら、声なき声にも耳を傾け、全ての町民に「喜んでいただける町づくり」の町政を実感していただけるよう、だれ一人取りこぼしのない町政を進めてまいります。

■皆様の声にスピード感を持って
引き続き町民の皆様に寄り添える気軽に声を掛けられる町長として地域に足を運んでまいります。町内に住んでおられますご高齢の方々から、地域を支えていただいております中堅・若者世代、すべての町民のための要望解決に努め、福祉施策の見直しなど現状に即応した町民皆様が真に必要されている要望に、「小さな町だからこそ出来ること」に引き続きスピード感を持って取り組んでまいります。
本年も町民皆様にとって幸多き年となりますよう心からご祈念申し上げ、併せて町政運営にご理解を賜り暖かいご支援、ご協力をいただきますようお願い申し上げ、年頭のあいさつといたします。

南大隅町長
石畑 博

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU