【特集2】財政状況を読む! 財政状況の公表(1)

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■知ってほしい　垂水市の財政状況　今のために　未来のために
地方自治法と条例に基づき、年2回の財政状況の公表を行っております。
今月号では、令和4年度の決算状況と令和5年度上半期(R5.4.1～R5.9.30)の財政執行状況を公表します。

■令和4年度決算を項目別にCheck!!
[1]全体概要
概要：実質収支は4億1273万円の黒字
歳入総額は133億518万円で、令和3年度と比べて4582万円の増額、歳出総額は128億6845万円で、令和3年度と比べて5436万円の増額となり、歳入から歳出を差し引いた形式収支は4億3673万円となりました。健全財政の維持に努めた結果、令和5年度に繰り越すべき財源2400万円を差し引いた実質収支は、4億1273万円の黒字となりました。〔表1〕

〔表1〕全体概要(四捨五入値)

[2]一般会計歳入
概要：前年度比4581万3千円の増額
主要財源である地方交付税については、普通・特別交付税合計で前年度比1億129万8千円(2.2%)の減額となりましたが、歳入全体では、非課税世帯等への価格高騰支援給付金等に伴う国庫支出金の増加等により、前年度比4581万3千円(0.3%)の増額となりました。〔表2〕
市税は、新型コロナウイルスの影響等により市民税の個人所得割額と法人税割額が減少しましたが、家屋等に対する軽減措置の終了や設備投資の増加等により固定資産税が増加したことで、全体として前年度より2028万5千円(1.5%)の増額となりました。〔表3〕

〔表2〕歳入グラフ
歳入総額：133億517万6千円

〔Point〕
・非課税世帯への給付金等に伴う国庫支出金の増額
・依存財源の割合が高い
※自主財源　市が自ら徴収又は収納できる財源
※依存財源　国や県からの交付金等や借入れによる財源

〔表3〕市税内訳

[3]一般会計歳出
概要：前年度比5435万6千円の増額
歳出においては、非課税世帯等への価格高騰支援給付金や臨時交付金を活用した医療・介護・障害施設等物価高騰対策支援金、子育て世帯生活応援臨時給付金、プレミアム付商品券事業等の事業費が増加しました。
一方、光ブロードバンド整備事業、避難所・体育館空調改修工事、図書館改修事業等の終了により、投資的経費が減少しました。
今後も、効率的で持続可能な財政への転換を図ることを目標に徹底した行財政改革に取り組みます。〔表4〕

〔表4〕歳出グラフ　※端数処理の関係上、合計が合わない部分があります。
歳出総額：128億6,844万6千円

〔Point〕
・非課税世帯等への価格高騰支援給付金や、子育て世帯生活応援臨時交付金等の事業費の増加
※義務的経費　支出が義務付けられている経費
※消費的経費　形を残さない性質の経費
※投資的経費　公共事業費や国・県等の公共事業の負担額