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【特集】垂水ふしぎ発見!!(1)

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鹿児島県 垂水市

■あの建物、なんの建物?
気になる、気になる。
名前も知らない建物ですから。

・東海国立大学機構名古屋大学宇宙地球環境研究所 附属国際連携研究センター鹿児島観測所(上野台地) ※詳しくは本誌をご覧ください。
Q1.これは、VLF/ELF帯波動受信器です。雷を集める機器ではありませんが…どのような機器でしょうか。
Q2.ここには、誘導磁力計があります。どのような機器でしょうか。
Q3.ここには、記録用のパソコン等があります。研究所には、名古屋大学以外の機器も設置されています。さてどこの大学のものでしょうか。
Q4.ここには、フラックスゲート磁力計があります。どのような機器でしょうか。

皆さん、垂水市の中央地区、水之上地区、柊原地区にまたがる上野台地に、「雷の研究所」があるという噂を耳にしたことはありませんか。私は、市役所に勤務するようになってから、何度か耳にしたことがあり、長い間、気になっていました。今回の特集は、謎に包まれた「雷の研究所」についてです。研究所は、どのような目的で垂水市に建てられたのか。また、どのような研究をしていて、私たちの生活にどのように関わっているのか等取材を進めるうちに謎が解けてきました。

謎の研究所の正式名称は、「名古屋大学宇宙地球環境研究所附属国際連携研究センター鹿児島観測所」です。同観測所は、1974年に垂水市本城に設置されました。他に、上野台地に台地観測点が設置され、総面積は13203平方メートルです。また、約70km離れた佐多にも2003年にコンテナハウスが設置されています。
同観測所では、主に地磁気変動と電波の観測が行われていて、噂の「雷の研究所」ではないことが判明しました。次のページでは、塩川和夫博士(名古屋大学宇宙地球環境研究所所長、国際連携研究センター兼電磁気圏研究部教授)に詳しく聞いてみました。

●東海国立大学機構 名古屋大学
明治維新後の1871(明治4)年に創基され、地域の人々の長年の熱望が実を結び、1939(昭和14)年に名古屋帝国大学の創立が実現しました。2018(平成30)年には、世界最高水準の教育研究活動が相当程度見込まれる「指定国立大学法人」に指定されています。

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