■第6話 水道料金の改定について解説
◆「水道課から大切なお知らせ」令和7年4月から、水道料金を改定いたします。
垂水市の水道事業経営のあり方について、垂水市水道事業審議会からの答申を踏まえ、令和6年9月の定例市議会に、「垂水市給水条例の一部を改正する条例案」を上程し、議決いただきましたことから、令和7年4月請求分から水道料金を改定いたします。市民の皆様におかれましては、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
▽水道料金改定の経緯
※詳しくは、広報たるみず令和6年4月号以降の本コーナーをご覧ください。
本市水道事業は、市民の皆様からの水道料金を主な財源として経営を行っています。しかし、人口減少等により年々水道水の使用量は減少し、また、施設の維持管理費用等の必要経費は物価高騰等により増加していくことが予想され、今後、顕著に経営が悪化するシミュレーションが垂水市水道事業経営戦略(R6改定)で確認されました。そのため、令和6年4月に垂水市水道事業審議会に対して、「垂水市水道事業経営のあり方について」を諮問し、水道料金の改定について協議していただいた結果、令和7年4月から水道料金を平均16%程度引き上げることが望ましいとして、令和6年7月10日に市長宛て答申をいただきました。
1.料金改定率の算出について
水道料金の算出にあたり参考としている、日本水道協会が作成している水道料金算定要領においては、「料金算定期間は概ね将来の3年から5年を基準とする」とされています。そのため、今回は令和7年度~令和11年度の5年間で必要な経費を算出いたしました。
その結果、5年間の必要な経費と現行の水道料金収入を比較し、その差額を補うための改定率は答申と同じく16%程度となりました。(計算方法は以下のとおり)
▽5年間(令和7~令和11年度)の収支見込み (単位:千円)
(※1)資産維持費とは、今後の水道施設の維持・更新にかかる費用のこと。
[1]総括原価の算出
事業の維持・運営に必要な費用(5年間)を算出((5))。
(1)+(2)ー(4)=(5) 1,235,624千円
[2]必要改定率の算出
総括原価に対して給水収益が少ないため、水道料金の改定(16%程度)を行い、給水収益が総括原価を上回るよう算出。
2.水道料金は以下のとおり変更となります
▽料金体系(税抜き)
検針票から水道の口径・水量をご確認ください。
例)新料金計算例(メーター口径13mmで水を35立方メートル使用の場合)
基本料金:口径13mm 600円
従量料金:
1~10立方メートル 10立方メートル×100円=1,000円
11~20立方メートル 10立方メートル×135円=1,350円
21~30立方メートル 10立方メートル×175円=1,750円
31立方メートル以上 5立方メートル×210円=1,050円
小計(基本料金+従量料金):5,750円
消費税(小計×10%):575円
合計(小計+消費税):6,325円
試)ご自身の使用水量で試算
※詳しくは本紙をご覧ください。
▽料金の早見表について
水道料金早見表については、垂水市の公式HPにて公開しております。
右記のQRコードをスマートフォンから読み取ってください。
※QRコードは本紙をご覧ください。
3.新料金の適用について
4月請求分(2月25日~3月25日使用分)から新しい料金体系となります。
※納入通知書の場合は4月15日発送分、口座振替の場合は4月25日の引落分からとなります。
●次回 第7話
水道課からのお知らせ(予定)
問合せ:水道課業務係・工務係
【電話】内線129・135
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