◆介護の日とは?
介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者および介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日として設定されています。
介護保険制度は、増え続ける高齢者の介護を社会全体で支えるしくみとして平成12年4月に創設されました。
垂水市では、高齢者に関わる様々な人の支援や社会資源を活用し、地域の中でのつながりを大切にしながら、介護が必要になっても、住み慣れた地域や住まいで、尊厳ある自立した生活を送ることができるよう、「高齢者の自立支援」と「持続可能な介護保険運営」をめざして介護保険サービスの充実に取り組んでおります。
◆要介護(支援)認定の現状
平成29年度から介護予防・日常生活支援総合事業が始まり、地域包括支援センターが中心となって介護予防事業を行っています。また、真に介護保険サービスを必要とする方が認定されるよう、適正な判定に取り組んでいます。
現在、要支援・要介護認定者数に大きな変動は見られませんが、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる令和7年ごろから介護認定者が増えることも考えられ、介護保険サービスの適正利用を今後もしっかりと周知してまいります。
○要支援・要介護認定者数(要介護度別)
出典:地域包括ケア「見える化」システム
◆介護費用額の現状
長年、施設サービス(特別養護老人ホーム等)費が垂水市の介護費用額の大半を占めていましたが、近年は住み慣れた地域で生活を続けられるよう平成18年度から開始された地域密着型サービス(グループホームなどの居住系サービス)費が増加し、在宅サービス(デイサービス等)費と合わせると、介護費用額の半数を占めています。これは、「施設」から「在宅」へという国の方針や、住み慣れた地域で暮らしたいという要介護者の希望が反映されているものと考えられます。
今後も真に必要なサービスを提供するために、介護給付費適正化を図り、持続可能な介護保険運営に取り組んでまいります。
○垂水市の介護費用額の推移
出典:地域包括ケア「見える化」システム
問合せ:福祉課介護保険係
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