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自治体の皆さまへ

GIGAスクール通信vol.23

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鹿児島県 垂水市

令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組を紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。

■ロボットをどうやって動かす? ―ロボギャルズ鹿児島による講習会―
12月23日、ロボギャルズ鹿児島によるプログラミング教室を実施しました。ロボギャルズ鹿児島とは、鹿児島工業高等専門学校の女子学生でつくる学生団体です。当日は、6人のロボギャルズが指導してくださり、中には、垂水中央中学校の卒業生もいました。
当日は、垂水市の小中学生19人が、ロボットを命令どおりに動かすプログラミングに挑戦しました。活動の途中、「難しい」という声も聴かれましたが、一方で、「挑戦したい」「できたら楽しい」という感想が多数で、プログラミングの楽しさを実感できたようです。ロボットが思いどおりに動かないことから、ロボットに意図した動きをさせるためのプログラミングを考える人間の思考力が重要だと気付き、自分なりに試行錯誤する姿が見られました。
アンケートでは、「ロボギャルズに入りたい」という感想もあり、今後の学習に目標をもてた子供もいました。これらの活動を通して、コンピュータを活用することで生活や社会を改善していこうとする態度やICTリーダーの育成につなげていきたいです。

■多くの交流の場を生み出す遠隔合同授業の実践
松ケ崎小学校では、隣接する牛根小学校や協和小学校と遠隔合同授業を実施しています。遠隔合同授業を実施することによって、以下のような利点があります。
1つ目は、複式学級の中で単式授業を行うことができることです。例えば、松ケ崎小学校の5・6年生担任が5年生の授業を、牛根小学校の5・6年生担任が6年生の授業を担当することで、2学年間を行き来することが少なくなり、よりきめ細かな指導や支援をすることができます。
2つ目は、子どもが多様な考えに触れることができることです。本校の児童は、各学年1、2名です。遠隔合同授業を行うことで、他校にいる多くの友達の考えに触れることができ、自分の考えを広げたり、深めたりすることができます。「ロイロノート(垂水市交流学習用)」や「ジャムボード」、「Googleスライド」を活用することで、離れた場所にいてもノートを共有して考えを交流しています。
3つ目は、自己肯定感を高めることができることです。協和小学校との遠隔合同授業では、作品の感想を伝え合う活動をしました。より多くの友達から感想や称賛の言葉をもらうことで、子どもたちは自分の考えや作品のよさやがんばったことを実感することができました。
本校では、実施する学年や教科・領域の幅を広げ、より多くの学校と交流できるように取り組んでいきます。

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