■第3話 水道料金の改定について考える
1.第2回垂水市水道事業審議会での審議
第1回垂水市水道事業審議会における「水道料金改定が必要」との判断を踏まえ、5月29日に開催された第2回垂水市水道事業審議会では、水道料金改定のパターンを複数提案し、比較表を用いて説明・審議を行いました。
[1]水道料金算定要領に基づく案
料金の適正化を図るために日本水道協会が定めたもの
[2]料金改定率を一律にした案
使用者間の公平性が確保されている
[3]市民の負担軽減に配慮した案
[1]の案よりも負担の抑制が図られている
◆審議会の決定事項
料金改定パターンを比較し議論した結果、[2]・[3]のパターンに絞り込み、次回の審議会で改定率等の詳細について審議することになりました。
2.現在の水道料金について
垂水市の水道料金は、基本料金(使用量に関わらず口径に応じて負担していただく料金)と従量料金(使用量に応じて負担していただく料金)の合計金額となっています。
◇現在の水道料金表(税抜き)
平成20年に水道料金を見直して以来、現在まで改定されていません。今回、17年ぶりに料金改定の検討が進められています。
◇毎月の水道料金の算出方法
例)一般家庭で、主に使用されているメーター口径13mm、使用量25立方メートルの場合。
基本料金:13mm→520円(1)
従量料金:
・1立方メートル~10立方メートル→90円×10立方メートル=900円(2)
・11立方メートル~20立方メートル→115円×10立方メートル=1,150円(3)
・21立方メートル~30立方メートル→145円×5立方メートル=725円(4)
(1)+(2)+(3)+(4)=3,295円(税抜き)
合計:3,625円(税込み)
平成20年に水道料金を見直して以来、現在まで改定されていません。今回、17年ぶりに料金改定の検討が進められています。
◇大隅地区の水道料金比較表(令和6年度現在)
大隅地区の現在の水道料金を、メーター口径13mmでひと月15立方メートル(市の平均使用量)使用した場合で比較すると、垂水市は、9市町中7番目で、平均より安い料金となっています。
↓
●来月号 第4話
垂水市水道事業審議会の途中経過(予定)
問合せ:水道課業務係・工務係
【電話】内線129・135
<この記事についてアンケートにご協力ください。>