■第5話 垂水市水道事業審議会の答申内容
垂水市水道事業について、市民の皆様に知っていただきたいと思い、連載形式で本事業の現状をお伝えしています。第5話は、審議会から提出された答申書の内容についてお知らせします。
1.垂水市水道事業審議会から答申書が提出
審議会では、尾脇市長からの諮問に応じ、これまで主に水道料金改定の必要性について審議が行われてきました。
7月9日に開催された第4回垂水市水道事業審議会において、これまで審議された内容の確認と審議会としての最終的な意見を取りまとめ、翌日、同審議会から尾脇市長へ水道事業経営のあり方についての答申書が提出されました。
垂水市としてはこの答申を踏まえ、今後料金改定案を策定し、市議会に改正条例案を提出する予定です。
2.答申書の内容(問題点・必要な対応等)
◆現状の問題点について
(1)人口減少や節水機器の普及等から、水道水の使用量が減少している。
(2)水道施設の維持管理費用や更新費用の必要経費について、物価上昇等により増加している。
(3)現行料金では、自己資金が枯渇し、顕著に経営が悪化していくシミュレーションが経営戦略(令和6年度改定)で示されている。
◆今後必要なことについて
(1)安心安全な水を、次世代に引き継ぐために、長期的な視点に立って、水道施設整備に必要な財源を確保し、「負担を次世代に先送り」しない。
(2)今後見込まれる赤字を解消して、自己資金を確保できる体制を整え、安定した「持続可能な水道事業」を継続して運営できるよう努める。
(3)コスト削減など不断の経営努力を行う。
↓
◆審議会の結論
(1)料金値上げを行うことはやむを得ない。
(2)改定率は16%程度で、改定時期は令和7年4月が望ましい。
(3)料金体系は、様々なパターンを審議した結果、少量使用者や一般市民の負担軽減を図った案が望ましい。
●来月号 第6話
料金改定案の根拠について(予定)
問合せ:水道課業務係・工務係
【電話】内線129・135
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