【特集/part2 宮脇海岸公園管理及び魅力の利活用 地域資源×民間活力】
◆垂水市公園施設『宮脇海岸公園』を指定管理
宮脇海岸公園は、新城地区の錦江湾に面した国道220号沿いにあり、約1000mのアコウ並木と視界いっぱいに錦江湾が望める、美しい、緑あふれる公園です。地元住民の方が散歩を楽しむ他、車両の休憩場所としても活用されてきました。
同公園はこれまで、本市の会計年度任用職員で構成される環境整備班が、草刈りやトイレ設備の清掃等の維持管理を行ってきました。しかし、少子高齢化等に伴う労働力不足により、今後、人員確保が困難になることが見込まれることが、課題となっていました。
そこで、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上、および経費の削減等を図ることを目的とした「指定管理者制度」を、本市の公園施設に導入することとしました。導入に当たり、指定管理者の公募を行い、選定委員会で審査した結果、令和5年11月7日に、株式会社DENKENに決定し、令和6年4月1日から指定管理が始まりました。
これまでは市で行っていた維持管理を、今後は指定管理者が行うことになり、これにより、人手不足問題の解消等が見込まれます。
○指定管理について
草刈り等の維持管理作業
・これまで、市の環境整備班が1年間に約6回清掃作業を行ってきました。
◆民間活力を導入した潤いのあるまちづくり
指定管理者である株式会社DENKENから「宮脇海岸公園の景観をいかし、グランピングを中心とした施設への誘致を通して、まだ知られていない高い観光ポテンシャルを持つ垂水市の魅力発信を行いたい」との提案があり、本市との協議や、住民説明会等を経て、指定管理者の自主事業として同施設が誕生しました。
指定管理は、公の施設に民間活力を導入することで、専門的ノウハウをいかしたさまざまなマーケティング戦略や、現在のニーズや経済環境の変化に対して、柔軟かつ迅速に適応できます。
宮脇海岸公園を活用した、新たな「稼ぐ力」の拠点となる『サウザンドガーデンたるみず』は、これまでの施政方針で掲げている「潤いのあるまちづくり」の実現に大きく寄与するものとして、期待されます。
◆交流人口増に向けた4つ目の拠点を目指す
垂水市では、人口減少の問題を解消するため、交流人口200万人を目標に掲げて、様々なまちづくりを行ってきました。
特に、人や街に活力や潤いをもたらす拠点として、「北の拠点」道の駅たるみず、「中央の拠点」猿ヶ城渓谷森の駅たるみず、「南の拠点」道の駅たるみずはまびらがあります。
今回開設された『サウザンドガーデンたるみず』も、交流人口増加が期待できる新たな拠点として、今後注目されます。
○各所人気の施設です!垂水市の魅力ある拠点の地図一覧
(1)北の拠点 道の駅たるみず
雄大な桜島と錦江湾の眺め、約60mの足湯が特徴の道の駅。
(2)中央の拠点 森の駅たるみず
高隈連山の麓に猿ヶ城渓谷がある自然豊かな空間。コテージで宿泊可能。
(3)南の拠点 道の駅たるみずはまびら
目の前に広がる錦江湾のパノラマや、マリンスポーツ施設もあり。
◎3拠点連携…目的[拠点間の周遊性アップ][物流+雇用の発生][交流人口アップ]
(4)新たな拠点を目指す 宮脇海岸公園
※詳しくは本紙をご覧ください。
「地元の方も、市外の方もぜひ、遊びにきてね!」
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