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自治体の皆さまへ

GIGAスクール通信vol.34

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鹿児島県 垂水市

令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組みを紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。

■本年も「GIGAスクール」の実現を図り、新たなステージへと前進
昨年は、以下の3校が「GIGAスクール」を実現した取組を公開しました。本年は、児童生徒が自ら考えICTをさらに有効活用し、家庭でも主体的に学習できるよう「新たなステージへ」の取組を推進します。

〔1〕新城小学校(6月28日市指定研究公開)
5・6年生複式学級において、算数科の授業を公開。家庭でタブレット端末を使い計算の仕方を予習し、授業で予習したことを共有しながら友達と学び合い。

〔2〕垂水小学校(7月4日県指定研究公開)
4、5年生の算数科の授業を公開。タブレット端末を使い、互いの計算の仕方や学習後の感想を閲覧できるようにし、友達と学び合う授業を展開。4年生では、タブレット端末を使って学習計画や解決方法を考え、主体的に学習を進めるよう工夫。

〔3〕松ケ崎小学校(11月27日市指定研究公開)※詳細は下の記事参照
松ケ崎小学校・牛根小学校の5年生を松ケ崎小学校の先生が、6年生を牛根小学校の先生が担当し、テレビ会議機能を使い多様な考えにふれる授業を実施。

[各小・中学校の取組も紹介]
■タブレット端末を活用した遠隔合同授業と予習型反転学習(松ケ崎小学校)
松ケ崎小学校では、タブレット端末を活用して、子ども主体で友達と協働して学ぶことができるように、遠隔合同授業と予習型反転学習を行っています。
教科や単元によって、牛根小学校とオンラインで教室同士・子ども同士を繋ぐ遠隔合同授業を行っています。単独の授業よりも、多くの考えに触れることで、子どもたちは自分の考えを広げたり、深めたりすることができます。
5・6年生では、5年生同士、6年生同士で学習するなど、複式指導を単式化する取組も行っています。また、テレビ会議機能を2回線利用することで、一人の教師が45分間一つの学年を担当することができ、一人ひとりに、より適切な指導や支援を行うことができます。
予習型反転学習では、課題に対して家庭で自分に合った方法で、十分な時間を使って考えることができます。自分の考えは、ロイロノートの「共有ノート」に提出することで、家庭でも友達の考えを参照できたり、教師が事前に子どもの考えを把握することで、実際の授業において効果的に指導できたりします。授業では友達と考えの交流から始めることができ、練り合う、話し合う時間をより確保できるなど、学びを深めるために有効な学習スタイルです。

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