令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組みを紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。
■「全国ICT教育首長協議会会長賞」(第7回日本ICT教育アワード)を受賞!
本市は、第7回日本ICT教育アワードで「全国ICT教育首長協議会会長賞」を受賞し、1月17日に、東京都で表彰式が行われました。これは、先進的にICT教育を推進する全国の首長で構成された協議会が、顕著な成果を挙げた自治体を厳選して表彰する特別賞です。今年度のテーマ「GIGAスクールのまち垂水『交流』と『発信』~『未来の垂水を語る』小中学生からの提案・発信」のもと、広報たるみず12月号で紹介したとおり、「まちの将来像」をテーマに、各校で夢や希望を膨らませて考えたことを紹介する動画の作成を依頼しました。各校をWeb会議システムでつなぎ、他校の動画を視聴した感想や意見を交流する遠隔合同授業を行いました。このようにICTを効果的に活用して、児童生徒が郷土のよさを再発見し、未来の創り手としての発想豊かな取組が、全国でも高く評価されました。同受賞を励みに、今年も児童生徒がICTを効果的に活用し、情報活用能力等をより一層高める先進的な教育活動に、全小・中学校で取り組んでまいります。
[各小・中学校の取組も紹介]
■学習者主体の授業づくりと的確な児童の実態把握(水之上小学校の取組)
◇学習者主体の授業づくり(予習型反転学習・navimaの取組)
高学年は家庭学習でタブレットを持ち帰り、予習型反転学習にも取り組んでいます。課題解決に向け、動画視聴やインターネットから資料を探し出し、自分の考えをロイロノートにまとめる活動を家庭でも意欲的に取り組むことができました。また、低学年はタイピング練習アプリの積極活用やタブレットに慣れ親しむ活動を取り入れるとともに、家庭でもnavima(デジタルドリル)に取り組めるよう、情報モラル教育も含めて家庭と連携して行っています。
◇スクールライフノートを活用した児童の実態把握
スクールライフノート「心の天気」を、児童が登校時と下校前に入力しています。一日のスタートである登校時の心と体の健康状態を把握できるとともに、下校時に変容を見取ることができます。また、気になる児童を個別に呼んで話を聞いて対応するなど、児童が安心して学校生活を過ごせるようにしています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>