■GIGAスクール通信vol.36 特別版 垂水らしいGIGA(ギガ)スクール構想
本市の教育の今をご紹介します
◇デジタルを活用したさらなる学習活動の充実を目指して
国のGIGAスクール構想を踏まえ、これからの社会を生き抜く子供たちに必要な資質・能力を付けさせるため、本市では令和3年度から、コロナ禍のオンライン学習や、平常時の家庭学習等でも活用できる持ち帰り前提の端末環境整備と、授業や家庭学習での活用を視野に入れた「コンテンツ重視」のクラウドサービスの導入にこだわり、整備を進めてきました。その結果、これまで同通信記事でご紹介したとおり、様々なICTを活用した取組が学校で行われ、高く評価されています。
今回は年度末特別版として特集を組み、改めて、GIGAスクール構想についての解説や、学校・本市教育委員会の取組等をご紹介します。
また、本市のGIGAスクールアドバイザーである鹿児島国際大学の辻慎一郎(しんいちろう)准教授と坂元教育長が現在と未来の学校教育について対談した模様をお伝えします。
◆No.1 GIGAスクール構想とは?
1人1台タブレット端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、子供の資質・能力が、より確実に育成できる教育環境を実現し、これまでの教育方法とバランスよくミックスさせ、子供たちや教職員の力を最大限に引き出そうとするために、文部科学省から提示された構想です。
◆No.2 垂水らしいGIGAスクール構想実現への取組
国のGIGAスクール構想を踏まえ、本市ではさらに「垂水らしさ(こだわり)」として下にある4つの特徴に力を入れています。機器の環境整備等やタブレット端末を活用した取組が質・量、共に県内トップクラスである「垂水らしいGIGAスクール構想」を推進しています。
[1]端末を持ち帰って学習できる
学習の目的に応じて、家庭での宿題や調べ学習で活用します。全児童生徒が家庭学習を行えるよう、Wi-Fiルーターの貸出もしています。
[2]個別最適化へつなぐAIドリルの導入
AIが理解度に応じた問題を出題します。また、端末を使って、一人ひとりの学び方等に応じた学習を進めています。(5教科に対応)
[3]子供の悩みや生活指導面での活用
心の天気と学びの振り返りシステム「スクールライフノート」で、教職員は子供たちの心の変化に気付き、組織で適切な支援を行っています。
[4]学校の壁を越えた交流授業
Web会議システムで市内の複数校をつなぎ、遠隔合同授業を行うことで、多様な考えに触れ、学びを深めています。
▽力を入れた結果、様々な学習に取り組むことができています!
[1]小・中学校の取組例
(1)端末を使った個別最適な学び
・一人ひとりの学び方を大切にする自由進度学習
・学校と家庭を繋ぐ予習型反転学習
(2)Web会議システムを使った協働的な学び
・複式学級を有する学校の同学年同士の合同授業
・垂水のまちづくりについて他校と意見交流
[2]多様な学びの場の提供
(1)ICTジュニアリーダー育成講座
(2)GIGAのまち垂水ICTコンテスト⇒詳細は本紙29ページへ
[3]教職員の指導力向上
(1)GIGA研修会
(2)情報教育担当者部会
(3)夏季合同研修会
「主体的・対話的で深い学び」の実現
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