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【特集03】垂水らしいGIGA(ギガ)スクール構想(3)

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鹿児島県 垂水市

▽坂元 すごくわかりやすく解説していただき、ありがとうございます。市民の皆様にGIGAスクールの目的や実際を理解していただくことがスタートですよね。

▽辻 今、PTAや高齢者の皆様に講演をする際のテーマは「令和の時代にふさわしい子育てってどんなもんですか」です。現在の学校は、垂水市も含め、学習課題や方法等を子供たち一人ひとりが選択する「自由進度学習」や、家庭で学習課題を予習することで授業ですぐに学び合いに入れる「予習型反転学習」など、ICTを効果的に使った良い授業をしています。ICTを使うことで、学校を未来志向に変革しようとするGIGAスクール構想の意義も含めて話をさせていただくことで、市民の皆様が学校の応援団となり、子供たちを後押ししてくださるというのが、令和らしい教育環境かなと思います。

▽坂元 今のお話に賛同する点が多々あります。市民の皆様が情報を得て「かごしまの教育」県民週間等を利用し、「子供たちや孫の学びの姿を見てみよう!」「変わりつつある授業を見てみよう!」と学校を訪れてくださることを期待しています。

▽辻 多くの皆様に未来志向に変革した学校を見ていただきたいですね。

■これからのGIGAスクール
▽坂元 最後に、セカンドGIGAに向け、県あるいは全国に辻先生が発信したいことをお聞かせください。また、私たちにメッセージ、エールがあれば送っていただきたいです。

▽辻 これからは、学校DX(デジタル技術を活用して学校の変革を目指す取組)や、「先生から教わる学校」から、「子供が自ら学び取る学校」へ、いわゆる令和の日本型学校教育で示されてるようなことを一歩一歩皆で進めていくことが大切です。学校DXは、今からさらに発展すると思うんですよね。そうなってきたときに、特に先生たちは子供たちにいろいろ任せてみることもやっていいんじゃないかと思います。先生方はよく頑張ってると思いますが、一生懸命なだけに、自分が操作できないと「子供たちに使わせたらいけないんじゃないか」みたいな気持ちがあるかもしれません。これからの時代は、もっと肩の力を抜いて、子供たちに任せて一緒に楽しむというのを、学校の中での基準に置いたらどうかなというふうに思います。行政については、垂水市はすごく取り組んでおられるので特に言うことはないのですが、さらなる教育ICT環境整備や、ICT研修などを一生懸命行っていただければと思います。先生方一人ひとりの良さを引き出してくださってる今の状況を続ける。今の流れを皆で楽しんで取り組んでいきましょう。

▽坂元 熱いお話、誠にありがとうございました。

◆No.4 GIGAスクール推進に向けての様々な取組
[1]PTA会員研修会で教育環境を整える
2月1日に垂水市市民館で、鹿児島国際大学の辻准教授に、今後の家庭教育についての講演を行っていただきました。参加したPTA会員の方は「家庭教育もバージョンアップをしていくことが必要だと思いました」など、前向きな感想が多く寄せられ、充実した研修会となりました。

[2]GIGAのまち垂水ICTコンテスト2024
今年度から、市内の児童生徒がパワーポイントやプログラミングのソフトを使って制作した作品の中で、特に優れたものを表彰するICTコンテストを開催しています。1月18日に垂水市市民館で行われた表彰式では、受賞した児童生徒が、ICTを使って発想豊かな内容に仕上げた作品を紹介しました。

・『垂水らしいGIGAスクール構想』について、詳しくは本市HPへ

問合せ:学校教育課学校教育係
【電話】32-7213

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