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令和6年度施政方針 はじめに

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鹿児島県天城町

令和6年第1回天城町議会定例会が3月5日に開会し、森田弘光町長が令和6年度の町政運営について施政方針演説を行いました。その全文を掲載します。

■はじめに
本日、令和6年第1回天城町議会定例会が開催されるにあたり、町政運営の基本方針と施策の概要をはじめ、町政運営の基本となる令和6年度予算案を申し上げ、議員各位並びに町民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

はじめに、元日に発生しました能登半島地震におきまして、お亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。また、今なお厳しい生活を送っておられる被災者の方々に、改めてお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧を願っております。
今回の震災は、半島部という隔絶性の高い地域で発生したことにより、交通網の寸断や集落の孤立などが発生しました。外海離島に住む私達にとっても、教訓とすべきことが数多くある震災であるかと感じております。本町においても、災害に対する備えに更なる万全を期してまいります。

昨年、奄美群島は日本復帰70年の節目の年を迎えました。改めて、今日の奄美群島を築きあげてきた先人達に思いを馳せるとともに、更なる町政の発展に努めていく決意を新たにしたところでございます。また、復興からこれまでの道のりを支えてきた奄美群島振興開発特別措置法につきましては、去る2月9日に、法延長に向けた閣議決定がなされたところでございます。向こう10年間を見据え策定された「奄美群島成長戦略ビジョン2023」を基軸とし、本町におきましても、引き続き、奄美群島振興開発事業の計画的な推進を図ってまいります。
また、昨年10月には本町において「燃ゆる感動かごしま国体トライアスロン競技」が開催され、各都道府県の選手による熱戦が繰り広げられました。歴史ある国民体育大会の開催地に名を連ねることができ、名実ともに「スポーツ愛ランドあまぎ」を体現することができたものと感じております。これもひとえに、花いっぱい運動や炬火リレー、当日のボランティアなどで大会を支えていただいた町民の皆様のご協力の賜物でございます。改めて厚く御礼申し上げます。

さて、活力ある地域を創っていくためには、若い世代の力が必要不可欠です。次世代を担う本町の子ども達を思い、本町ご出身で川崎商工会議所名誉会頭などを務められている山田長満氏より、町及び母校の岡前小学校、北中学校に対して総額1億5,000万円となる多大なご寄附をいただきました。山田氏のふるさとや子ども達に対する思いをしっかりと受け止め、町の発展や教育に活用してまいります。改めて、この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
また、わたくしは就任以来、子育て支援に重点を置き、各種施策に積極的に取り組んでまいりました。最近では、町外の方々からも「天城町は子育てしやすい町」と温かい評価をいただけるようになってきております。新年度からは「Waku Waku紙おむつ給付事業」を新たに開始するなど、子育て支援施策で名高い兵庫県明石市にも肩を並べるほどの、子育て支援メニューが揃いつつございます。引き続き、子育て支援のみならず、各種主要施策を重点的に推進し、「住んでよかった。暮らし満足度NO1の町」を真に実現するために、新年度も全身全霊で町政運営に取り組んでまいります。
本年は「Waku Waku(わくわく)はじめよう!わたしにできること。あなたにできること。みんなにできること。」をスローガンに掲げ、私のモットーであります「先ず隗より始めよ(率先垂範)」「スピード感を持って対応」「必ず記録・メモをとろう」を職員と共有し、「変化を恐れず動き出す」ことを常に意識しながら町民サービスの更なる向上に努めてまいります。
“天城町の心はてぃーち”。心を一つにして、共にがんばりましょう。

以下、重要施策につきましてご説明申し上げます。

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