■楠川古文書の世界~其の二~
今回は『楠川古文書の世界』第2弾です。
さて問題です。これらはいったい何でしょうか?
筆入れ?水筒?はたまたヌンチャク???
正解は「火薬入れ」です。
これらは開館当時から収蔵されているのですが、いつ頃、誰が、どのように使っていたのか分かっていません。
屋久島は異国船が漂着しやすく、防犯等の理由で古くから鉄砲の所持が認められていました。楠川区有文書には、江戸時代における鉄砲五人組の制度の記述があります。この記述から、当時の屋久島の鉄砲所持に関する厳しい管理体制が読み取れます。
歴民館にある火薬入れは、当時使われていたものなのかも知れません。
今回歴民館では、古文書コーナーを設置し、これら火薬入れについても紹介しています。
問合せ:屋久島町歴史民俗資料館
【電話】42-1900
屋久島町宮之浦1593番地(屋久島北分遣所横)
開館時間:9:00~17:00
入館料:大人100円、小中高校生50円(団体割引あり)
町民は入館無料
休館日:月曜日
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