教育委員会だより

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■特色ある教育の構築を目指して「さとうみ学習コーディネーター」を登用
江田島市の象徴的な教育資源のひとつに「里海」があります。「里海」とは、人と自然の領域の中間点にあるエリアで、人と自然が共生する場所を指します。
これまで江田島市では、この「里海」を活用し、さとうみ科学館を中心として、海辺の生き物の観察を行う「マリンアドベンチャー」や自然観察会などを実施し、郷土の自然を知り、愛着を深める取組を行ってきました。この取組は、江田島市の教育の特色の一つとなっています。
一方で、「里海」は、教育資源として、まだまだ多くの可能性を秘めています。「里海」で行われている産業を知り、そこで働く方々の思いに触れるといった学習や、「里海」にまつわる郷土の歴史を知る学習も展開できます。また、「里海」で親しまれているカヌーやサップを体験することで郷土の海に対する愛着を深めることもできます。
このような「里海」に関するヒト・モノ・コトを活かした学習活動や体験活動をさらに推進し、江田島市独自の学習カリキュラムとして構築していくことを目指し、今年度からコーディネーターを採用しました。名称を「さとうみ学習コーディネーター」と言います。学校と「里海」に関わる地域の方々とをつなぐ役割や学習カリキュラムの開発支援を行います。
島っ子の特権は海が身近にあることです。「里海」を最大限に活用した体験活動や学習活動を展開し、子供達の郷土に対する愛着を深めるとともに、江田島市の更なる教育の魅力化に取り組んでいきます。

▽さとうみ学習コーディネーター　余島純
これまで島根県の隠岐島前高校魅力化プロジェクトなどに従事した経歴を持ちます。