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教育委員会だより

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岐阜県笠松町

■地域ぐるみで子どもたちを育てる
数年前から、文部科学省は全国に「地域学校協働活動」という事業を進めています。
「地域学校協働活動」とは、地域と学校が相互に連携・協働して行う活動で、地域住民が参画し、地域全体で子どもたちの学びや成長を支える「学校を核とした地域づくり」を目指しています。
また、笠松町と岐南町には歴史ある行事や地域住民がふれあう活動が多くあり、それら今あるものを生かしながら将来にわたって持続可能な活動となるよう体制を整えることが、活動を推進する目的のひとつでもあります。
「地域学校協働活動」と聞いて耳慣れないと思う方もいらっしゃると思いますが、二町では既に活動を行っています。例えば、安全見守り活動やクラブ活動をはじめ、笠松小学校の「学びフェスタ」、松枝小学校の「木曽川学習」、下羽栗小学校の「くり勉スペシャルデイ」、そして笠松町の文化・伝統を生かした「鮎鮨授業」、「大名行列お奴」の出前授業などがあります。岐南町では、北小学校の「けやき祭り」、東小学校の「Autumn FestivalInHigashi」、西小学校の「あじさい夏まつり」、両町の中学校では「キャリア教育の講話」、「SDGsの活動」などがあります。
これらの行事・活動は、地域住民や団体、企業の支援・協力によって成立しています。
子どもたちにとって地域の人との学習や体験活動は、普段の授業とは異なった楽しさがあり、目を輝かせて取り組んでいます。同時に子どもたちは地域への愛着心を育くんでいるように感じられます。地域の方にとっても、子どもたちが活躍する場や挑戦する場を作ることを通して、地域ぐるみで子どもたちを育てようという当事者意識が高まります。このように子どもたちも大人も地域全体で学び、共に育つことにつながります。ぜひ多くの方が活動に参加していただき、地域の皆さんの力で将来の担い手である子どもたちを育てていくことを願っています。
羽島郡二町教育委員会では、活動を進めるため、地域と学校をつなぐ活動をコーディネートする「地域学校協働活動推進員」として笠松町に栗本幹雄氏、岐南町に岩田親典氏を委嘱しています。

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