■「自宅で出来るだけ長く暮らすための養生訓」
医療法人徳洲会屋久島徳洲会病院院長 山本晃司
病気にならず、入院や施設に入らずにできるだけ自宅で長く生活できるように「養生訓」を作ってみました。種子島8年と屋久島25年で感じたことです。
1.便秘にならない
便秘薬は連用するとクセになるはウソ。便秘になってから飲むのではなく便秘にならないように飲むのが正解。座薬・浣腸・ウォシュレットを積極的に使う。自分にあった便秘薬を!(おすすめは酸化マグネシウムと漢方薬)
2.体を冷やさない
夏はクーラーに注意。屋久島では夜中以後は基本的にはいらない。室温は、夏は27度から28度、冬は23~24度がよい。蚊帳やつい立てなどで隙間風対策が必要。ちょっと寒いはダメ、ちょっと暑いぐらいが正解。下半身を冷やさないために、レッグウォーマーやカイロが有効。
3.疲れすぎに注意
75歳~80歳は仕事は半分に、翌日に疲れが残らない程度がちょうどよい。
4.できるだけ歩く
最低週に2~3回以上。できれば30分ぐらいだが15分でも可。最低でも5分ぐらいは歩く。仕事で歩く人は散歩しなくて大丈夫。
5.食事はできるだけタンパク質を摂る
豆腐・豆類・納豆はすごくよい。卵は毎日でも可。多くても大丈夫。乳製品も可。豆乳などがお勧め。
6.3日坊主にならない
1~5のことを継続することが大切。
自宅で長く生活できるように、みんなでボチボチ頑張りましょう。
このコーナーでは、町内の医療機関などから、健康で長生きするための「耳より情報」をお届けします。
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