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火山活動の状況 噴火警戒レベル3

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鹿児島県屋久島町

令和5年9月5日に火山噴火予知連絡会火山活動評価検討会第1回口永良部島地域会合を開催し、その結果を以下のように取りまとめました(四角囲み)。

現在のところ、口永良部島のやや深部に多量のマグマが供給されたことを示唆する地殻変動は認められていませんが、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が増加していることから、今回の活動にはマグマが関与していると考えられます。
古岳においては、浅部の地震の多発や火口周辺の隆起、及び噴気活動の活発化を考慮すると、水蒸気噴火による大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。また、新岳においても、火口直下の地震活動及び熱活動も継続していることから、噴火の可能性は否定できません。
これまでの新岳での噴火を踏まえると、やや深部におけるマグマ貫入に伴う膨張や火山ガス(二酸化硫黄)放出量のさらなる増加、体に感じる地震の発生といったマグマ供給の増大を強く示唆する変化が起こった場合等においては、さらに規模の大きな噴火へ進展する可能性も考えられます。そのため、今後の火山活動の変化を引き続き注意深く監視していく必要があります。

口永良部島では、火山活動が高まった状態であることから、新岳火口及び古岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。屋久島町が規制をしている場所へは立ち入らないでください。最新の活動状況は、気象庁ホームページでご覧になるか、下記へお問い合わせください。

問合せ:
福岡管区気象台【電話】092-725-3606(24時間)
火山防災連絡事務所【電話】49-4531(平日8:30~17:15)
HP検索:気象庁 口永良部島

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