■火山性地震の日別回数と前10日間積算回数(2023年9月1日~11月19日)
口永良部島では、古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は、引き続き多い状態が継続しており、10月下旬から11月中旬にかけてさらに増加しました。また、時折振幅の大きな地震も発生しています。新岳火口付近で発生している火山性地震はやや多い状態で経過しています。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量はやや多い状態が続いており、地殻変動観測では古岳付近の膨張を示唆する変動が観測されています。
口永良部島では、火山活動は高まった状態で経過しており、新岳及び古岳の火口周辺において噴火が発生する可能性があります。
新岳火口及び古岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。屋久島町が規制をしている場所へは立ち入らないでください。最新の活動状況は、気象庁ホームページでご覧になるか、下記へお問い合わせください。
2023年11月19日時点
問合せ:
福岡管区気象台【電話】092-725-3606(24時間)
火山防災連絡事務所【電話】49-4531(平日8:30~17:15)
HP検索:気象庁口 永良部島
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