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空港滑走路延伸からはじまる新たな町づくりの胎動。

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鹿児島県屋久島町

空港滑走路延伸からはじまる新たな町づくりの胎動。
関係人口の増大と情報発信で、更なるふるさとの発展を目指します。

■荒木町長に聞く4期目の展望
▽profile
屋久島町宮之浦出身。73歳。屋久島高校卒、亜細亜大学卒。
1995年から旧上屋久町町議を4期11年務め、2003年から2007年まで議長。2011年の町長選で初当選。10月29日に行われた屋久島町長選挙において当選を果たし、4期目を迎える。

■荒木町長、離島振興70周年記念で国土交通大臣表彰
11月1日、全国離島振興協議会の離島振興70周年記念・功労者表彰式が東京都千代田区のホテルグランドアーク半蔵門で開催され、荒木町長が国土交通大臣表彰を受けました。
荒木町長は、平成29年5月から令和5年5月までの歴代最長となる3期6年にわたり、全国離島振興協議会会長として、全国の離島振興の促進に大きく貢献したことが評価され、今回の表彰にいたりました。また荒木町長は令和5年10月からは、同協議会の顧問を務めています。

これまでの4年間は、まさに新型コロナウィルス感染症に翻弄された4年間でした。コロナ禍において取り組むことができなかった政策課題もありました。そして世の中の価値観も、コロナ禍の前と後では大きく変わったといわれています。
この価値観の変化を敏感にとらえ、次代へと引き継ぐべき屋久島町の基盤をさらに堅固にし、町民福祉の向上と町政発展のため取り組んでまいります。
行政と町民の協働によるまちづくりのためには、町民の皆様の理解と協力が必要です。今後とも町民の皆様のご支援をお願いいたします。

■空路・海路の整備
空路及び海路は離島にとっては生命線です。安心した暮らしと地域活性化のためには、人流・物流の確保は欠かせません。
現在1丁目1番地と位置付ける屋久島空港の滑走路延伸ジェット化は、島内すべての産業にとって、起爆剤となりうる可能性を持っています。本事業の早期着工に向けた取り組みと共に事業完成後の新しい町づくりへの展望を模索していきます。
また、老朽化の進んでいる、高速船及びフェリーの更新に向け、船会社への働きかけはもとより、国に対しても資金調達への協力を求めていきます。

■安心安全で様々な人々が活躍する町
集落自治の振興と協働により、つながりを感じる島らしい暮らしを目指し、子育て世代や高齢者に孤立感を抱かせない仕組みづくりを追求するとともに、防災活動や災害時への支援の強化を図っていきます。
町民には自らの暮らしに誇りが持て住んでいてよかった、島外者には住んでみたいと思える町づくりのため、移動弱者にやさしい生活圏内交通の確立など生活者の視点での施策を展開するとともに、関係人口の増大を図り、2拠点居住やリモートワークを推進します。
また、その実現のためには、離島航空割引カード制度の更なる拡充が不可欠でありますので、有人国境離島法の継続拡充を求めてまいります。

■産業振興から就業の確保へ
観光業が町にとって基幹産業として成長してきた現実を踏まえ、観光を活用した1次・2次産業の活性化が必要となっています。
時代のニーズは量から質へと変化してきています。このニーズにこたえるために、情報発信の在り方についても島の産業や人々の暮らしぶりなど、これまで以上に取り組んでいく必要があります。1次2次3次の各産業が響き合うことで、屋久島のブランド価値を向上させ、屋久島らしい多種多様な産品・商品開発等を進め小さいながらもキラリと輝く起業を支援していきます。
また、労働力確保の観点から、町営住宅の在り方や空き家の活用など借家需要への対応を進めます。

■自然の恵みを生かした脱炭素の町
グリーン電力自給率99.6%の強みと島に包蔵されたグリーン資源を活用し、地球規模で希求されている脱炭素社会のモデルとなる取り組みを本格始動していきます。

■口永良部島の復旧復興と振興
噴火警戒レベルの高まりにより中断されている復旧事業を確実に実施し、島に住み続けることのできる社会基盤の整備拡充を図っていきます。
また、整備された光ファイバー網の活用や地域おこし協力隊及び職員の採用などにより、離島の離島というハンディキャップを少しでも克服し、移住交流人口の増加を図っていきます。

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