■町長 荒木耕治
明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましてはつつがなく新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
旧年中には、私に再度町政の舵取りをお任せいただく選択を賜りましたことに感謝申し上げます。さらに身を律し町民の皆様のご負託にこたえるべく決意の旦を迎えさせていただきました。
昨年は、世界自然遺産登録30周年の節目の年でありました。この30年間を振り返り、町民の皆様はもとより関係する多くの皆様に対し、屋久島の持つ資産を損なうことなく後世へ伝える決意を新たにする年となりました。
本年は、ポストコロナの時代へ向け、わが町にあっては恵まれた資源を活用し共生と循環の実現に向け、脱炭素社会のモデルとなる地域づくりへの取り組みを本格始動いたします。このことは、「来て良し、住んで良し」のわが町の歴史・文化、そして人の営みが次世代を担う若者たちへと繋がっていくことの礎になると確信しています。
本年の干支は、「甲辰(きのえたつ)」。春の日差しがあまねく成長を助ける年であり、将来の大望をかなえる準備を整える年といわれています。私は、本年をコロナ禍からのリ・スタートの年との認識のもと、コロナ禍前後での価値観の変化を敏感にとらえ、次代へ引き継ぐべき本町の基盤をより強固にし、町民の福祉の向上と町政発展のため取り組んでまいります。行政と町民の協働による町づくりのため、今後とも町民の皆様のご理解とご協力、ご支援をお願いいたします。
最後になりましたが、この一年が町民の皆様にとりましてより良き年となりますようご祈念申し上げまして新年のご挨拶といたします。
■議会議長 石田尾茂樹
明けましておめでとうございます。
希望に満ちた新年をお迎えのことと存じます。
昨年は、ロシアのウクライナ侵攻の長期化や、中東における新たな紛争の勃発等により未来のある子どもや罪のない人々の尊い命が失われています。世界平和が一日でも早く実現し、子どもたちが将来安心して暮らせるようになることを切に願うばかりです。
国内においても4年あまりにわたって猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が、昨年5月に5類に移行されたことにより、様々な制限が緩和され経済状況も少しずつ上向いてきたところであります。
本町においても、51年振りの国体の開催や世界自然遺産登録30周年など、節目となる大きな行事がありました。また、コロナ禍を経験したことにより、屋久島の産業構造の脆弱さを痛感し、このような未曾有の災害にも耐えられる経済基盤の構築を町執行部とともに考えていければと思います。
昨年10月の補欠選挙により、新たな仲間も加わりました。屋久島町議会は、地域に根ざした議会として町民に寄り添い、町民に信頼され責務を果たすための活動を行うため、これまで以上に研鑽に努め、議会の活性化が図られるよう努力してまいります。
本年も町民の皆様方にとって健康で幸多い一年でありますようにお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。
■教育長 塩川文博
「元日や 上々吉の 浅黄空」(高浜虚子)
明けましておめでとうございます。
町民の皆様には健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、世界自然遺産登録30周年の年でした。幸いにも新型コロナ感染症もピークを越えたとして第5類相当の対応となり、記念式典も盛大に開催できました。併せて、これまで開催の見送りや、入場制限、オンラインでの参観など、ご無理をお願いしていた町の諸行事や各学校の行事も、かなり従来に近い形で開催できるようになりました。4年ぶりの町民体育祭も、プログラムを見直して開催できました。9月の国民体育大会鹿児島大会のオープンウオータースイミング競技も成功裏に終了できました。町民の皆様のご理解・ご協力に深謝いたします。また、受賞関係では、金岳小中学校のESD教育としての海岸清掃活動が、最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞しました。
このように、子どもたちをはじめ町民の皆様の学習成果の発表の場が確保でき、町内にまた活気が戻りつつあることを嬉しく思います。
ですが、教育行政にはまだまだ解決すべき課題があります。今後もそれらの解決に精進してまいりますので、町民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
最後に、引き続き新型コロナ感染症及びインフルエンザ対策の徹底をお願いし、町民の皆様の様々な場面での益々のご活躍をご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
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