■暮らしの中の民具紹介~いも切り機(人力コッパ切り機)
上部の穴にカライモ(サツマイモ)を入れ、レバーを回して刃が仕込まれた円板を回転させて薄切り(コッパ)にする道具で、昭和初期頃に開発されました。
戦時中はこのコッパにしたカライモを天日干しし、乾燥させ、無水アルコールの原料として供出していました。また長期化した戦争による食糧難のときには、粉にしてダンゴを作り、食されていました。
戦後もコッパを焼酎の原料として出荷するため活躍するなど、島民の暮らしと共にありました。
問合せ:屋久島町歴史民俗資料館
【電話】42-1900
屋久島町宮之浦1593番地(屋久島北分遣所横)
開館時間:9:00~17:00
入館料:大人100円、小中高校生50円(団体割引あり)
町民は入館無料
休館日:月曜日
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