『189(いちはやく) 気づいてあげて そのサイン』
令和6年度「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」標語最優秀作品
毎年11月は「児童虐待防止推進月間」です。子育て中のお父さん・お母さんだけでなく、町内に住むみなさんで児童虐待について考えてみませんか。
「何度言っても分からない」と大声で叱責していませんか?
子どものための「しつけ」と言って叩いていませんか?
記載されている2つはどちらも虐待にあたります。叩いて分からせたり、大声で叱責して止めさせたりすることは「体罰」であり「しつけ」ではありません。それにより子どもの行動が変わっても恐怖心からの行動です。きちんとした生活習慣や社会ルールなど、自立して生きていくための子どもの成長に体罰は必要ありません。
■「しつけ」で心がけたい5つのこと!
大人は、子どもが危険な行為をしたり、他人を傷つけたりしたときは、しっかりと言い聞かせなくてはなりません。繰り返さないためには、子どもにちゃんと理解させることが大切です。大人がやみくもに怒ってはいけません。
社会の一員となるためのルールやマナーを教えるために心がけておきたいことがあります。
▽子どもと一緒に考える
子どもがやったことにより、どんなことが起こるのかを具体的な例を示して伝え、子どもと一緒に考える時間を持つようにしましょう。
▽他の子どもと比較しない
子どもの成長や発達には個人差があります。良い行動ができた時もできなかった時も、子どもは自分の気持ちや考えを大人に受け止めてもらうと落ち着きます。落ち着いた後に、どうしたらよいかを一緒に考えましょう。
▽ダラダラと叱らない
叱る時は、「分かるように、短く、きっぱりと」を心がけましょう。教える時は、実際に子どもと一緒にやって、大人が手本を見せると子どもはよく理解できます。1回では理解できないこともあるため、繰り返しやって見せることも大切です。
▽子どものペースで
子育て中は本当に忙しく、ついつい大人のペースで子どもに接してしまいがちです。毎日10分子どもの目を見て、話を聴いてあげることを日課にしてみましょう。
▽基本的な生活習慣
朝早起きして、日の光をしっかり浴び、朝ご飯を食べ、昼間は元気に活動し、夜は早く寝る。という生活リズムを整え、十分な睡眠時間を確保することは子どもたちの情緒の安定に大きく影響します。大人の生活リズムに合わせて遅寝にならないように気を付けましょう。
■体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~
令和元年6月に児童福祉法等改正法が成立し、親権者等は、児童のしつけに際して、体罰を加えてはならないことが法定化され、令和2年4月に施行されました。
詳しくは、本紙右のQRコードから「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」(子ども家庭庁)をご覧ください。
問合せ:福祉支援課子育て支援係
【電話】43-5900
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