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毎月10日屋久島の魚を食べる日VOL.3 ハマトビウオ

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鹿児島県屋久島町

本町の魚のPRと魚食普及を図る事を目的として、毎月10日(いおの日)を「屋久島の魚を食べる日」として制定しています。魚食普及の取り組みとして、お魚マイスターアドバイザーの川東繭右さんが旬の水産物を紹介します。
年間通じて10種類前後のトビウオが水揚げされ、その中でも全長60cm近くにもなる世界最大の大きさを誇るハマトビウオが獲れるのもこの時期。とにかく大きいのでダイトビと呼ばれたり、胴の断面が角ばっていることから、カクトビと呼ばれたりします。現在屋久島で行われている漁法は、「ロープ曳(び)き浮(う)き敷網漁(しきあみりょう)」という網で囲い込む伝統的な方法で、4月ごろまでハマトビウオの水揚げは続きます。
新鮮なトビウオは、まずはお刺身で。弾力のある身はさっぱりしつつも味わいが濃いのが特徴。しょうがやごま油とも相性が良いので、醤油に足して味変を楽しむのもおすすめ。骨からは、上品で旨味のある出汁が出て汁物に最適。骨身を余すところなく活用できるのも、トビウオの良さです。
屋久島の郷土食材であるトビウオのすり身は、店ごとに材料の配合や味付けが異なるので、お気に入りの味を見つけてみてはいかがでしょう。小骨や皮も一緒に練りこまれているので、栄養価がとても高く、冷凍保存できるのでいつでも使える便利食材です。味付けなしのすり身は、離乳食から介護食まで幅広く活用できるほか、ひき肉の代用品としてあらゆる料理に使えるので、魚料理のレパートリーが広がります。

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