■火山性地震の日別回数と前10日間積算回数(2023年10月1日~2024年1月21日)
口永良部島では、火口付近の浅いところで活発な地震活動が継続しており、新岳及び古岳の火口周辺において噴火が発生する可能性があります。古岳火口付近の火山性地震は、概ね多い状態が続く中で増減を繰り返しており、12月下旬から1月上旬にかけても増加しました。新岳火口付近の火山性地震は、時折やや多い状態となっています。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量はやや多い状態で経過しています。地殻変動観測では、古岳付近の膨張を示唆する変動が観測されていましたが、11月頃から停滞しています。
新岳火口及び古岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。屋久島町が規制をしている場所へは立ち入らないでください。最新の活動状況は、気象庁ホームページでご覧になるか、下記へお問い合わせください。(2024年1月21日時点)
問合せ:
福岡管区気象台【電話】092-725-3606(24時間)
火山防災連絡事務所【電話】49-4531(平日8:30~17:15)
HP検索:気象庁 口永良部島
<この記事についてアンケートにご協力ください。>