令和5年11月29日に発生した米軍機オスプレイの墜落事故における捜索は令和6年1月12日の米軍部隊撤収をもって終了しました。
捜索では、防衛省をはじめ自衛隊・海保・県警・消防・県・町による現地連絡調整所が設置され、日米合同で45日間にわたる捜索が行われました。懸命な捜索により、8名の隊員のうち7名が発見されましたが、残る1名は発見に至りませんでした。
今回の事故で亡くなられた8名の隊員とそのご家族、関係者の皆様に対しまして、心から哀悼の意を表します。
1月15日にはアメリカ特殊作戦軍第353特殊作戦航空団所属ショーン・V・ヤング大佐が役場を訪れ、これまでの捜索協力への感謝が伝えられ、町長からは米軍に対し原因究明と再発防止を要望しました。また、同月18日、防衛省の松本政務官来庁の際には、このような痛ましい事故が二度と起きないよう米軍に要請するとともに、町民の安全・安心を守るため、国として事故原因と事故現場等の環境影響についての情報提供を要望する防衛大臣への要望書を手渡しました。
一方、捜索活動では漁業自粛エリアの設定や空港・漁港施設の利用、町有施設の利用制限など町民の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げますとともに、捜索活動への協力のほか、炊き出し、差し入れなど多方面での温かいご支援ご配慮を賜り感謝申し上げます。捜索にあたった米軍関係者は町民からの温かい支援が活動を行う上で大きな力になったとのことでした。
■町内の団体等による米軍への支援活動
・町地域女性団体連絡協議会による炊き出し
・種子屋久農業協同組合によるぽんかんの寄贈
・屋久島漁業協同組合による炊き出し
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