『あの人に読んでもらいたい!』
今年はこんな本に出逢いたいものです。
■今月のオススメ
▽児童図書/アドニスの声が聞こえる[小学館]
フィル・アール/杉田七重
第二次世界大戦下のロンドン。心をかたく閉ざし、怒りのコントロールができず人との交流を拒絶する少年ジョーゼフが、動物園の年老いたゴリラのアドニスとの出会いで徐々に心を開いていきます。しかし、戦争が激しくなり状況は悪くなるばかり、思い通りにいかない展開に少年とともに声をあげたくなる作品です。
▽一般図書ん/老人初心者の覚悟[中央公論新社]
阿川佐和子
歳を取ると、昔の言葉や習慣は通じず、さらに体も弱って、周りとうまくいかない事が増えてくる。そんな老人の仲間入りをした作家アガワの苦闘の日々が、ユーモアたっぷりに綴られ、思わずクスッとしてしまいます。時代の変化に対して柔軟に折り合いをつけ、ポジティブな老後を生きていこうという思いが伝わってきます。
▽利用のご案内
・体調の悪い方は、ご利用をお控えください。
・読書の前と後には、手を洗いましょう。
・お手元にお返し忘れの本はございませんか?
・鹿児島県立図書館の本を取り寄せることもできます。
問合せ:宮之浦図書室/尾之間図書室
【電話】43-5900
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