【特集対談】Let’s talk about Tokunoshima…(3)

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―素晴らしいお話ありがとうございます。最後に、お二人から読者の皆さんへメッセージをお願いします。
りー：以前の生活とは全く違った環境で今こうやって生きていけるのは、徳之島の人があったかいから。優しくて、たくさんしゃべりかけてくれるから、親元を離れての初めての一人暮らしだけど、一人じゃないってすごく感じています。今は私がまだ来たばかりで助けてもらってばかりですが、これからは、島の人たちや、徳之島に移住したいと思ってる人を助けることができたらいいなと思います。きっと一番気持ちがわかる側にいると思うし、気持ちが分かる人がいるだけで心強いのかなと思うので。自分で言うのもなんですけど、移住してきてくれる人がいると徳之島の人がみんな喜んでくれるんだなって思うから、そういう人がどんどん増えて、「みんなでわいわい楽しいな」ってなるといいなと思います。皆さんこれからもよろしくお願いします!
クリス：「隣の芝生は青く見える」ということわざがあります。「自分のものより、ほかのものがよく見える」という意味ですよね。ずっと徳之島に住んで、都会に憧れる人もいると思います。そこで僕が言いたいこと。僕はアメリカ最大の都市「ニューヨーク」の出身です。世界の政治、経済、文化、ファッション、エンターテインメントに強い影響力を持つ世界都市です。そこで25年を過ごして、今徳之島で暮らして思うこと。ニューヨークはなんでもあるけど、徳之島にあるような大自然が、人が本来いるべき場所、人間が生きていくのにふさわしい場所だと感じています。人工的なものに囲まれた生活では僕は幸せになれないし、きっとそういう人はたくさんいるんじゃないかと思います。僕が思う徳之島の素晴らしい魅力のひとつは、人が手をつけず観光地化されていない、ありのままの自然です。観光地化されてないから「何もない」って言う人もいるけど、逆にそれこそが徳之島の魅力なんだと、それだけは皆さんに伝えたいです。