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【特集】徳之島町島われんきゃ教育ビジョン

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鹿児島県徳之島町

将来を担う子どもたちが、「新たな夢や目標に挑戦できる」「島内外で様々な経験ができる」「豊かな個性や能力を最大まで伸ばすことができる」「豊かな自然や希少動植物と共生できる」まちづくりを目指して。

徳之島町教育委員会では現在、第6次徳之島町総合計画の内容を反映し、今後5年間を見通した「島われんきゃ教育ビジョン」の策定を行っています。今月号では、同ビジョンの4つの柱と概要をご紹介します。

■~学びを変える 「新学士村」プロジェクト~
子ども主体の学びを推進するため、「ICT教育」「個別最適な学び」「協働的な学び」「遠隔教育徳之島型モデル」等、これまでの学びをさらに拡げていきます。また、各学校においては、持続可能な社会の創り手になるために必要な資質・能力を着実に育成する「カリキュラムマネジメント」の取組みが求められていることから、教育課程の見直し、教育効果の検証、大学・研究機関や企業との教育連携等を通じ、新たな教育手法の導入やAI教材の活用等、「最先端の学び」を導入し、島われんきゃの夢の実現に向けて学びの教育環境をさらに拡充していきます。

(1)徳之島町学びの教育PROJECTの策定・推進
(2)教育文化事業の指標化
(3)小中学校の徳之島型モデル遠隔教育の拡充
(4)企業の社会貢献との教育連携推進(ソフトバンク社)
(5)研究機関・大学との連携(慶応義塾大、北海道教育大、広島大、沖縄科学技術大学院大)
(6)プログラミング教育・AI教材導入・教育支援ロボットの活用
(7)南北教育連携の推進(北海道・沖縄県との交流)

■~誰一人取り残さない 「フーガ(※)」プロジェクト~
不登校の傾向にある子どもや長期欠席の子ども、学校や家庭において特別な配慮や支援が必要な子ども達に対し、令和6年度に新たに「子ども第三の居場所」づくり事業に取組み、一人一人に必ず支援が届く、教室や学校以外でも安心して過ごせる環境づくりを推進します。このことにより本町では、誰一人取り残さない、よりよい教育環境づくりや支援につなげます。

(1)「子ども第三の居場所」づくり事業の推進(B and G財団)
(2)特別な配慮を要する子どもたちへの教育的支援及び医療的環境の整備・充実
(3)不登校傾向、長期欠席者の状況に対応した新たな教育環境の整備
(4)特別支援教育支援員・学習支援員による学びの環境の充実
(5)多様な子供たちの状況に対応した総合的な支援態勢づくりの推進(大学・教育機関・医療機関・民間団体等との連携)

※フーガ(fuga)とは、イタリア語で多声音楽。旋律や音の重なり、豊かな響き、多彩な表現などの意味から、多様な子ども達の良さを生かす学びの場をイメージ。

■~未来は自分で創る 「ニライカナイ」プロジェクト~
島われんきゃの夢の実現に向けて、本町の強みである伝統的な教育風土や世界自然遺産の島の自然環境、歴史・文化等をはじめとして,これまでの「最先端の学びの町」の取組みや実社会(国内外派遣事業)や本物(島の伝統文化・芸術文化事業)にふれる機会をさらに充実・加速します。その為に学習者主体の学習(探求型の学習や自由進度学習等)や大学・企業等と連携したPBL(Project-based learning)を推進します。また、多様な教育活動や地域活動への子ども達の取組みを賞賛・評価する「われんきゃポイント」制度を充実させます。

(1)われんきゃポイント事業の推進
(2)海外語学留学事業・インターンシップ教育事業
(3)ChatGPT Pepper導入(新たな学びの導入)
(4)徳之島町史概要版及びデジタル化
(5)「総合的な学習の時間」を中心とした徳之島学の推進
(6)デジタル教科書導入(学習の多様化・授業改善・家庭学習の充実)
(7)AIデジタル教材による学習の推進(個別最適な学び)

■~学校魅力化を一緒に 「ヤンキチシキバン」プロジェクト~
本町の歴史的教育風土である向学愛知の「学士村」、積極進取の「亀津断髪」、親の教育に対する心構え「ヤンキチシキバン」などを学校力として高めます。また、今も未来も幸せにする教育活動の在り方を熟議し、学校と地域が協働して将来に向けて学校魅力化に取組みます。具体的には令和5年度より全校に導入した学校運営協議会(CS…コミュニティ・スクール)と地域学校協働活動(地域人材バンク等)を一体的に推進します。また、町青少年育成町民会議等での子どもの意見を施策への反映させる環境づくりなど、エージェンシーの視点を取り入れ、今後も地域とともに子どもを育てる環境づくりを推進します。

(1)施設分離型小中一貫教育の実施
(2)学校運営協議会・地域学校協働活動・青少年育成町民会議等の熟議と施策への反映
(3)教職員の働き方改革の推進・教員研修の充実(大学・企業との連携研修・教育講演会の実施等)
(4)東天城中新築・給食センター建築推進・北部幼保連携型子ども園の推進(幼小中一体型教育の実証・給食の地場産食材の使用)
(5)部活動の地域移行への検討
(6)留学センター・親子留学・ふるさと留学制度の拡充

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