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令和5年度創年市民大学 ウインド・オーケストラ‘フォレ’クリスマスコンサート

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鹿児島県 志布志市

■フィーチャー(Feature)
―クリスマスコンサートへの道―
志布志市文化会館で開校される創年市民大学のカリキュラムの一つに、ウインド・オーケストラ‘フォレ’によるクリスマスコンサートを開催しています。今回は、この楽団の指揮者への独占インタビューを通して音楽への思いとコンサートへの期待を伝えます。

―ウインド・オーケストラ‘フォレ’とは―
2005年6月に発足。フォレ(Foret)とはフランス語で森を意味します。個々の生命体が共存する森のように、個性が互いを刺激し成長し合えるような楽団を目指し、個性的で楽しい音楽・演奏会を目標に活動しています。

―指揮者 増森 健一郎―
高校3年生時に音楽の道をこころざし、音楽系の学部を卒業。
その後、鹿児島に戻り高校教諭に。現在は県立明桜館高校吹奏楽部顧問として高校生を指導する傍ら、自身の立ち上げたフォレにて、指揮を振るう。

―あのときのトランペット―
はじめは中学校の部活でトランペットを吹いていました。高校3年生で進路を決めるときに音楽の道をこころざしました。たまたま音楽系の学部に受かったこともありますけどね(笑)

―フォレの活動内容―
団員は40名くらいで、毎年開催している志布志市でのクリスマスコンサートの他に、定期演奏会を鹿児島市内で開催しています。その他は演奏依頼があれば対応するなどしています。

―個々の練習が基本―
社会人バンドなので、なかなか時間を作るのが難しいですね。練習時間は公演前の2、3カ月前から週に1回くらいとか。練習で全員揃うことはないので、本番当日に初めて揃います。
団員に要望を伝えると、自分の役割を理解してそれぞれきちんと練習してくれますよ。

―きっかけは教え子―
志布志市でクリスマスコンサートを開催するきっかけは、私が、みやまコンセールで仕事している時に、楽器の講習で志布志市文化会館に来る機会がありました。すると、教え子がそこで働いていたので、コンサートの声がかかりました。当初は1回限りのつもりでしたが、やったらすごく楽しくて。まさか、こんなに長く続くとは思いませんでした(笑)

―気持ちを引き出すことに注力―
指揮をする上で一番大切にしていることは、演奏者自身が満足することですね。演奏者の気持ちを引き出して、パフォーマンスがよくなると、演奏者自身も納得して、楽しんで演奏することができます。
また、その気持ちって、お客さんにも伝わるもので、聴いている方もそれを感じて、楽しめると思うんです。

―クリスマスコンサートの思い出―
初めてのコンサートでベートーベンの交響曲第9番を演奏したのですが、これは合唱のところを私が楽譜に起こして、サクソフォンだけで構成されたバンドに演奏してもらい、ソロをフォレの団員が行いました。
これがすごく良くて!それ以外にも、志布志はいつもお客さんがあたたかいので、毎年楽しみにしています。

―つながりも続々と―
コロナ禍以前のコンサートでは、志布志の高校生とコラボをすることもありました。たしか志布志高校生だったかな。その時、一緒にステージにあがった生徒が、鹿児島市内の大学に進学した際にうちのバンドを覚えてくれていて、縁あってうちの団員になりました。
その他には、私が志布志中学校で吹奏楽部の顧問をしていた時の教え子も団員になっていますよ。

―とにかく楽しんでほしい―
今年は、自由にできる、活動できる喜びを表現したいですね。コンサートはクリスマスイブなので、クリスマスの曲も入れたいです。演目については未定ですね。知っている曲、知らない曲があるかもしれませんが、知らない曲でもお客さん自身で楽しんでもらいたいです。誰だって初めて聴く曲は知らない曲ですもんね。きっと楽しんでいただけると思います。

―元気いっぱい、やります!―
実は私、来年で還暦を迎えるのですが、いつまで指揮が振れるか考えることがありますね。また、指揮もですが、公演中でのトークをするのも大変になってきて(笑)。もちろん元気なうちは続けていきたいので、当面の目標は、健康で元気に指揮を振り続けることでしょうか。
今回のクリスマスコンサートでもお客さんが楽しめるように、元気いっぱい指揮を振りたいと思いますので、ぜひ、会場に来てくださいね!

◆コンサート情報
日時:12月24日(日)
開場…13時30分 開演…14時
場所:市文化会館
入場料:無料(未就学児も入場可)

問い合わせ先:市文化会館
【電話】472‒3050

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