■知っていますか?「人生会議」
~自分らしく生きるために、大切にしていることを周囲の人と話してみませんか~
▼「終活」のひとつ「人生会議」
○終活とは違うの?
皆さんは「終活」という言葉を聞いたことがありますか。
終活とは「人生の終わりについて考える活動」を略した造語です。一般的には、自分が亡くなった時の葬儀やお墓、遺言の準備や財産相続、身の回りの生前整理などを行うことと捉えられてきました。
一方で「人生会議」は、自分の価値観やこれからの過ごし方のほか、最期が近づいてきたときの医療や介護の事などを含めて、自分の生き方を自分で考え、周囲の信頼する人と繰り返し話し合うプロセスのことを指します。
※「人生会議」ACP:アドバンス・ケア・プランニング
○もしものときに備えて
「人生会議」といっても、特別な場を設けなければいけないわけではありません。自分の意思を考えたとき、日常の会話の中で相手の思いがみえたとき、それが「人生会議」の始まりになります。
○志布志市民は「人生会議」をしているのでしょうか。
死が近い場合に受けたい医療や受けたくない医療について、「詳しく話し合っている」方は3%で、「全く話し合ったことがない」という方は51%でした。また、要介護(要支援)者の方で「全く話し合ったことがない」者の割合は62%とさらに高くなっています。
介護予防・日常生活圏域ニーズ調査および高齢者実態調査より(令和2年3月)
「もしものとき」について話をする機会をつくることは難しいのが実情ではないでしょうか。
○話し合いの進め方(例)
▼「もしもの話」をすることに抵抗がある場合は?
「病気や死について話すなんて縁起でもない」と思う人もいると思います。その場合は、まずは大切にしていることやこれまでどんな人生を送ってきたかということを信頼できる相手に話すことが「人生会議」の第一歩になります。
「人生会議」のきっかけとして、「マイライフ・ノート」を無料で配布しております。
配布先・問い合わせ先:有明庁舎 地域包括支援センター(保健課地域支援係)
【電話】474‒1111(内線360)
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