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市長コラム

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鹿児島県 志布志市

■熱中症ゼロへ 自分でできる対策を
7月となりいよいよ夏本番。連日、暑い日が続いております。気温が高い日が続くようになったこの時期、注意が必要となってくるのが熱中症です。
総務省消防庁によると、令和4年の5月から9月の期間において、全国で熱中症により救急搬送された方は7万1029人にのぼり、この数は平成20年の調査開始以降3番目に多い人数とされています。年齢区分別でみると、高齢者が最も多く、以降は成人、少年、乳幼児の順となっており、高齢者は全体の54・5%を占めています。加えて、高齢者、乳幼児、糖尿病などの基礎疾患がある方は発症リスクが高まる傾向にあります。
そこで、この夏を乗り切るための予防ポイントをあらためて確認しておく必要があると思います。
熱中症予防には「暑熱順化」が有効といわれています。体を暑さに慣れさせることです。日常生活での運動や入浴などで汗をかくことが大切です。このとき忘れないでいただきたいのが水分補給です。運動時や入浴の前後に水分補給を行うよう心がけてください。
水分補給が重要なのは、これらの場面だけではありません。特に高齢者の熱中症は室内で過ごす状況でも多く起きています。暑さを感じにくくなっていることが要因といわれています。対策として、時間を決めてこまめな水分補給を行うことや、就寝時も枕元に飲み物を用意すること、また温湿度計を設置し室内状況の確認を行うことも有効な熱中症予防です。
エアコンや扇風機も適切に使用し、万全の熱中症対策を講じて、この夏も乗り切りましょう。

下平 晴行

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